ベルセルク TBS(9/16)#11

第11話　イデアの影

ルカを助けた髑髏の騎士、この場を離れるべきだと告げるが
　忘れ物があると引き返す。
頂上を求めて塔を登る途中でキャスカの赤ん坊を発見する。
妖魔なのに倒れているが共に頂上を目指そう。

キャスカを火あぶりの刑に処す民衆。
ジェロームに声を掛けるイシドロ、ファルネーゼに
　適当な言い訳でニーナとともに駆け寄る。
モズグスは空を飛んで火を吐いていた。
キャスカを助けるために塔から飛び降りるイシドロ。
なんとか救出出来たが、モズグスが逃さないと追ってくる。
ようやく頂上に到達したガッツ、キャスカを襲うモズグスを押し返す。
突然姿を帰るモズグス、うろこ状の鎧に包まれた姿に剣は通じない。

双子の弟子、拷問人がキャスカを捕まえようと襲う。
危ないところを思わずジェロームが手を出して守ってしまう。
モズグスはゴッドブレス、ゴッド千手カノンで応戦する。
パックが動きを止めるために光を放つ。
目が眩んだ隙きを狙ってイシドロが石を投げる。
落ちたところをジェロームが仕留める。

モズグスの攻撃には防戦一方のガッツ。
ゼリー状の化物に襲われる民衆はキャスカを魔女として
　火あぶりにしろと叫ぶ。
女一人の生贄で助かるワケがないとイシドロが反論。
奴らは祈っているだけだ、自らは何もしていない。
祈りこそ宗教の本質です。

モズグスは一番大事な経典を胸に抱いている。
それ燃えていた、最も強いところが弱点だと
　炎を目印に攻撃する。
遂に鎧を貫き、剣を突き立てるガッツ。
ゴッドブレスの炎と共に落下するのだった。
人々が化物に襲われている、それを見て自らの過去を
　思い出して苦しむキャスカ。
ガッツが抱きしめて落ち着かせる。
聖鉄鎖騎士団は民衆を守って塔に避難させる。
しかし塔の門が閉められてしまう。

ガッツは木片を集めていた。
モズグスの周辺だけは襲われていない。
どうやら火を嫌うようだった。
奴らは朝日に弱い、塔の中も奴らで一杯になる。
塔の中には日が当たらない。
朝日まで足掻いて生き延びる、活路は自分で切り開く。

---次回　「すがるもの、もがくもの」---

ここ最近、イシドロとパックが良い働きしてますね。
今回もキャスカを救出したイシドロ。
ジェロームとは良いコンビです。
パックへのツッコミも同じタイミング。
モズグスは空を飛んで火を吐いて、最後の鎧に覆われた姿は
　人間辞めてますよね。
あの姿はセンザンコウにも似ている。
神千手カノンって仏教も融合しているかのような攻撃。

ガッツやイシドロの言葉にファルネーゼが反応してましたね。
教えの矛盾に気づいたかのような雰囲気でしたね。
魔女の火あぶりって、戦時中の隣組と同じで民衆を
従わせるために利用した上には都合の良い方便。
皆が仲間を見張ってお国のためにと大義名分を振りかざして
　従順に従わせる制度。
しかも他人をスケープゴートに利用する悪しき心の隙間を
　突く、心理的な効果も大きい。
自分の道は自分が切り開くのがガッツですね。
朝日を望めれば無事に脱出となるのでしょうか。