Occultic;Nine TokyoMX(12/17)#11

第11話　大いなる目的のためよ

ブルゥムーンを訪れたりょーたすと我聞。
ニコラ・テスラの娘、アベリーヌのアストラル体がりょーたすに
　憑依した状態、全て話すわ。
ニコラ・テスラは成沢財閥に資金援助を行っていた。
その成沢家の娘と結婚して生まれた子供がアベリーヌだった。
ニコラ・テスラは霊の正体がアストラル体だと見つけていた。
娘のアベリーヌがアストラル体と電波の関係を発見した。
生者と死者とでは電波の周波数が異なる。
そして父の論文の発展型を見つけた、霊界との交信。
りょーたすの父親で、MMGの成沢徳生が府中の米空軍跡地から
　死者が生者と会話できるための電波を送信している。
そして我聞悠太は特別な存在。
第1世代の256人は病院でスカンジウムを摂取されて全員が死んでいる。

鬼崎あすなはブルゥムーンのオーナー和泉公平に尋ねる。
ここは廃墟のはず、保健所への衛生届は2年前から提出されていない。
中に入って鬼崎は和泉に尋ねる、見えているのは誰。
鬼崎と稜歌だけ。
銃の発射で和泉が我聞を心配して会話した。
彼の嘘が露見する。
霊体を消滅できる特別な御幣で我聞を狙うが稜歌が守る。
彼こそが八福神の会の教祖だった。
我聞の父の元に集まった人々をまとめて法人化した。
それに異を唱えた父親を殺害した。
同じく橋上教授を殺害したのも彼だった。
彼はMMGとも関係があった。
実優羽やサライも狙うので止めろと我聞が叫ぶと
　和泉が弾き飛ばされる。
りょーたすがウォーデンクリフガンで我聞を撃つことで一時的に
　生者となり和泉を殴り飛ばす。

その際に異常な数値を検測するMMG、和泉に特異点的な存在の
　我聞消滅を指示しよう。
日下部吉柳は豪邸で紅ノ亞里亞をリアと呼ぶ夢を見る。
幽体離脱すると5日が現実では5分だったと告げる。
森塚は調査結果を報告する。
事故で被災した吉柳に水無瀬貴春の角膜が移植されたことを告げる。
まれに所有者の記憶が移植者に蘇ることがある。
亞里亞の兄の角膜が吉柳に移植されていたのだった。

アベリーヌは父親の理論を悪用するMMG総帥、成沢徳生の
　野望を止めたい。
それには府中の米空軍のオッドアイを止めたい。
ウォーデンクリフガンと起動キーが鍵となる。
橋上教授とは霊界の理論を語り合い分かり合えていた。
MMGに狙われていたので起動キーをインプラントの中に隠した。
そして我聞は特殊体質の超帯電体。
スカイセンサーは父親が改造してテスラコイルを内蔵している。
それを使えば共振作用を起こしてオッドアイを破壊できる。

遺体の遺留品には鍵は存在していなかった。
我聞が保有しているが相互認識で消失する。
アベリーヌが鍵となると決意する。

---次回　「オカルティック・ナイン」---

今回も解決編で設定を詰め込みましたね。
全てがセリフで説明されるので良く分からない。
霊界と交信するための周波数がある設定は昔からあって陳腐です。
現実には全周波数スキャンをして無線を傍受することは各国が
　行っているので嘘がまるわかりの悲しい設定です。
なので、死者との会話はもう一捻り設定が欲しかったですね。

亞里亞と吉柳って必要だったのだろうか？
森塚は何処かの組織に所属しているようで最後に種明かしがあるのでしょう。
でも上手く機能しているとも思えない。
ただ、2クールで描いても、この内容だと少々苦しい気もする。
もっと人物も設定も削って1クールように改めれば良かったと思う。

八福神の会とMMGは関係あるようで主客が逆でした。
MMGが八福神の会を利用していたのでした。