クズの本懐 フジ（2/16）#06

第6話　X次元へようこそ

昨日、鐘井先生としちゃった。
茜の言葉に衝撃を受ける花火。
他人の気持ちを弄ぶのは気持ちが良いの？
自分のことしか考えない、あいつに勝ちたい。
そうしないと空っぽになっちゃう。
惨めで独りよがり。

麦に本当に付き合おうと宣言する。
絵鳩に麦と付き合うから、放課後には会わないと告げる。
バカで浅はかだと思うけれど、えっちゃんは利用したくない。
だから何、利用くらいしてよ、私の覚悟とキスされる。
走り去る花火、もう手放してあげない。

学校でなら良いよねと絵鳩が花火を図書館で愛撫する。
手に入れたい人ができたの？
花火が黒くなって汚れても私は受け入れる。
男を落とすなんて簡単だよ。
心を開いたふりをすれば良いんだよ、絵鳩の言葉が茜と重なる。
本当の気持なんて自分しか知らない。
それは寂しいと思う、つまりは茜も寂しいのだろうか。

お使いで偶然、茜と一緒だった男と会う。
麦曰く、茜の家庭教師の元生徒。

俺と付き合ってよ。
茜には他にも居るから。
茜に勝ちたい、好きな人を奪いたい。
ホテルに行く？これじゃ駄目。
私を欲しいと好きと思って欲しい。
私処女だけど良いの？
本気になったキス、でも怖い。
ゆっくりでいいから。

演技をすることを覚えた花火。
茜は自尊心が高い、はじめから高い位置にいる。
花火はそうではないので難しい。

花火モテるからと麦に忠告する絵鳩。
またキスマーク付けないとねと絵鳩。
キスマークを思い出した麦、俺は二股かけられているのか。
花火は麦のクズ女レーダーに反応する。
鴎端のり子、モカが麦を尋ねる。
花火は麦のことが本当に好きなら諦めるけれど、
　彼女は本気じゃない。
明日デートするか？
麦の軽いノリでも良い、デートするくらいに好きだから。
モカは真っ直ぐでクズ女レーダーには引っかからない。

---次回　「愛はたくさん(LOTS OF LOVE)」---

麦はクズ女好きなのでした。
これが今回のサプライズ。
花火は茜に勝ちたい、一心でクズの道を歩むのでした。
それで勝てるわけがない。
勝っても意味がない。
でも、それしか出来ることがない。
自分でも分かる浅はかさ。

そして絵鳩も強かでしたね。
実は茜のような一面を持っていた。
そして大好きな花火が黒く染まろうとも汚れようとも受け入れる。
ある意味、一番強いかも。
茜には好きなものが無いのですよね。
守りたいものも何も無い、その一瞬だけの快楽主義者。
刹那主義者でもあるかも。
いつか誰かに刺されそうですね。