鬼平 テレ東（3/27)#12

第十二話　あきれた奴

火盗改メの仕事で妻の出産に立ち会えなかった小柳。
ようやく帰ると母子ともに亡くなっていた。
それからの小柳は鬼気迫る剣の稽古をする。
辰蔵は相手をしてボコボコにされていた。
少しは上達するかもと喜ぶ平蔵、小柳は死に急いでいる気がする。

妻子の墓に参って直ぐにそちらへと告げていた。
帰りの両国橋で身投げをしようとする母子を発見する。
彦十の軍鶏鍋屋、五鐵に連れていく。
おまさに事情を尋ねてもらう。
翌朝、聞いた事情とは、小柳が捕まえた鹿留の又八の女房だった。
女房のおたかは数珠師だと思っていた、盗賊稼業は知らなかった。
手紙と小判が届けられ、恩義ある人のために一度だけ働きをする。
親方には2,3日黙っていてくれと小柳は、おまさに伝える。

牢屋の又八と交渉する小柳。
女房が身投げしそうなところを助けた。
会わせてやるので相棒の雨畑の文三郎の居場所を教えろ。
あ奴は人を2人も殺めた、匿うならお前も同罪だ。
小柳様は平蔵様に知られても大丈夫なのですか？
又八を連れておたかの居る五鐵へ向かう途中に逃げられる。

小柳は黙して語らず、佐島が牢に入れる。
今宵のことは他言無用、責任は全て俺が持つ。
おまさから経緯を聞く平蔵。
又八は五鐵を訪れなかった。
半年も入牢する小柳は何も語らず、平蔵も取り調べない。

又八が雨畑の文三郎を捕まえて自首してきた。
企んだのは俺で悪いのは俺です、小柳様は悪くないです。
どいつもこいつも、呆れた奴らだな。

小柳は牢から出されて通常勤務に戻る。
お前たちも小柳のように、しくじったら腹を切る覚悟でやることだ。
俺も付き合うぞ。

小柳の復帰を喜ばない辰蔵。
後家と年ごろにでもなれば良いのに。
お前には別の意味で呆れたよ。

---最終回　「狐火」---

もう完全に理想的な組み合わせでしたね。
女房のおたかを知っていても、夫の又八の人間性は知らないはず。
そこは尺の都合かもしれない。
小柳の為に相棒を捕まえて女房とは会っていない。
恐らくは女房に会いに行ったら捕まるとは考えたでしょうけれど。
おたかを招いて牢の中と外で面会出来れば、それで良いのですよね。
平蔵もおまさから聞いて、事情は推理出来たのでしょう。
それでも小柳の口から思いを聞きたい。
それまでは沙汰は決めない、決断しない。
半年も座りっぱなしだとまともに歩けないのですね。
まあ板張りの床ですからね。

おたかの中の人が、のん。
改名で話題になった女優ですね。
この世界の片隅で、で主役声優デビューしてますからね。