ACCA13区監察課 TokyoMX(3/07)#09

第9話　牙を剥く優美な黒蛇

第1王女の親衛隊が不穏な行動を開始した。
シュヴァーン王子が彼女の下を度々訪れたことと関係あるのかと
　マギーが尋ねられる。
クヴァルム数機院長への報告を止めるシュヴァーン王子。
マギーが食パン仲間のレイルに狙われていると連絡する。
第1王女は娘の為にオータスたちを始末したい。
標的はシュヴァーン王子1人だと思っていたのに。

ペシ、ヤッカラ、プラネッタの3区連続で監察に向かうジーン。
オウル課長がロッタをカフェに誘ったくれたと喜んでいた。
今度も課長や監察課の仲間たちに誘って欲しいと頼む。

登校するロッタを狙う者がいるとレイルが路地に連れて行く。
ACCA支部が安全と地下鉄に乗るが尾行者がいるので
　中央市場で下車する。
カフェのマスターに会って、レイルが話す。
ドーワーの食パン仲間が詳しい事情は知らないがロッタが
　狙われていると教えてくれた。
ロッタの母もバードンの食パンに病みつきになった。
自宅も近いので帰って目立つ制服から着替えたい。
マンションのセキュリティは厳重過ぎるほどに厳重。

不法侵入者警報が鳴り響く。
レイルが仲間に連絡する。
マンションのロビーは大騒ぎ。
レイルの仲間が迎えに来たが指名手配犯で警察が追いかけてしまう。
黒服の尾行者に囲まれて車に乗せられる。
ドーワー家の血筋を1つ減らすためだ。
しかし道は渋滞中で進まない。
オウル課長がドーワー王家のカフスに気づく。
第1王女の警備のものだと気づいて確認する。
バードン区民を解放してくれれば大事にはしない。

ロッタを食事に誘いに来たオウル課長。
レイルとは王女の件は秘密にしてね。

ペシ区は第2王女の船が沈んで列車事故も発生した。
2度も王家の悲劇を経験した。
それ故にジーンが国王に就任出来るように後ろ盾となる決意だった。
監察後に区長からの手紙を手渡されるジーン。
ヤッカラ区に到着したジーン、カジノが有名らしい。

5長官会議で真実を打ち明けるグロッシュラー長官。
監察課を廃止しようと表明した日にジーン・オータスが
　王家の血筋であることを知ったので廃止を取り止めた。
クーデターの橋渡し役と噂を流した張本人だった。
シュヴァーン王子が即位するとACCAが取り潰される。
ジーンが国王に就任するとACCAは存続できる。
そのために各区のジーン国王の賛同者数を知りたかった。
既に大多数の賛同が得られることが分かった。
問題は王位継承権が無いことだけだ。

リーリウムが賛同すると他の4人もACCAの未来のためにと賛同する。
全てはリーリウムが絵を描いてグロッシュラーに命じていた。
そのためにも対立の構図を演じてきたがグロッシュラーは逆らえない。
問題はモーヴ本部長だ。
グロッシュラーの仕事だ、君が押さえ込むのだ。

ロッタを狙ったドーワー王家第1王女の行動は報告されていた。
半年前に流された情報を今更どうして？と考えていた。

---次回　「空のない街に降る星」---

かなりの謎が明かされて、また謎が増えましたが
　心地良い展開ですね。
実は良い人ではなかったリーリウム、中々の策士ですね。
グロッシュラーの弱みを握っているようですね。
そう考えるとアーベントがグロッシュラーの可能性もありそう。
ただ区長経験者は身元が不明では問題だと思うのですが・・・。
リーリウムが特別な処理をしたのだろうか？
リーリウムには兄と弟も長官だったり区長だったりするので
　アーベントではないと思われる。
オウル課長が今回は大活躍。
かなりの情報を知っている感じですよね。
いわゆる狸でとぼけた振る舞いをしているが、彼がアーベントだろうか。
ACCAは民間企業なので身元の捏造は可能だろうか？？

そしてバカ王子と評判のシュヴァーン王子が実は賢かった。
中の人の演技が上手すぎる。
第1王女を利用して自分の王位継承を自らの手を汚さずに
　可能にする策略が上手い。
ジーン・オータスが暗殺されれば、事実を彼女の指示だと
　公表すれば苦もなく王位を得られる。
第1王女が愚か過ぎる、今時、誘拐、暗殺って・・・。
王位継承権がないのだから、シュヴァーン王子を失脚させるだけで良いのにね。
これで両親の列車事故と王家とは無関係でしょうね。
ただしグロッシュラーの弱みになっている可能性もある。

面白いことにドーワーの人はバードンの柔らかい食パンを
　味わうと魅了されることですね。
マギーだけでなく、ロッタの母シュネーも、食パンやスイーツに
　拘っているのが上手く機能している。
ロッタの知る食パン好きなドーワーの友達ってマギーですよね。