夏目友人帳 陸 テレ東(4/25)#03

第三話　二体さま

かつての友人、柴田から電話が掛かってきた。
会いたくない夏目だが、強引に約束する柴田。
その日は田沼の家に行く予定だったが一緒に柴田と駅で会う。

外木の人形屋敷って知ってるか？
公園で時々会う小学生の少女、最近は元気がない。
空き家の隣の家に落雷してから物音が聞こえる。
家主は人形を集めていたので、人形屋敷と呼ばれている。
その空き家を訪れると妖のようなものと目が会ってしまった。

今夜は住職が居ないので田沼の家に泊まる予定だった。
塔子さんを巻き込まないためにもお寺で迎撃するのが良い。
妖怪と聞いて柴田も付いてきてしまう。
二体さまって知ってるか？
人形屋敷の家主は呪術用に蠱毒を人形で行った。
無傷で残った二体の人形を二体さまと呼んでいた。
成功した後に家主は叫んで行方不明となった。
夏目が屋敷で見たのは人形だった気がする。

急に怖くなる3人。
呪術で作った人形が落雷で戒めが解けた。
小物が乗り移っているのだろう。
妖力の高い夏目に引き寄せられて絶対に来る。
ニャンコ先生は手伝うのに代価を求める。
冷蔵庫でマスクメロンを発見、田沼が了承する。
夏目には夕食のエビフライを1匹分けることを約束させる。
準備として護符を集めてこい。
御札を人形に貼って斑に戻って浄化する作戦。

田沼は御札を1枚だけ発見してきた。
これと同じものがもう1枚欲しい。
柴田も手伝いたいので、御札を探してもらう。

1体が侵入してきて夏目を襲う。
御札を貼って斑が浄化することに成功する。
屋根裏で御札を発見した2人、剥がそうとする。
柴田は田沼が夏目の友人でよかったと思う。
ようやく御札を剥がして階下を見ると夏目が仰向けで苦しんでいた。
何かに組み敷かれている様子。
御札を投げて渡すと、受け取って二体さまに貼り付ける。
斑が浄化して事なきを得る。

悪かったと謝る柴田。
ただ懐かしくて会いたかっただけだった。
思い出してくれて嬉しかったよ。

後日、柴田が遊びに来た。
小学生の少女は、あれから物音を聞かなくなった。
大変だな、見えることは良いことばかりじゃないんだな。
おみやげの柏餅、ニャンコ先生が話すのを聞いてしまう。
悪霊が憑いているぞ。

---次回　「違える瞳」---

今回は妖怪に恋をした柴田の登場。
電話が昔のピンク電話と黒電話でしたね。
あのアナログの電話は使い方を知らない子供もいるでしょう。
それに柴田のお土産が風呂敷に包んであるのも昭和ですね。
風呂敷って何気に便利で再利用できる優れ物なんですよね。

柴田が久しぶりに会いたいだけだったのに、
　妖怪相談をしてしまう。
そして目が合って狙われる夏目。
3人が怖くなって寄り添うシーンがなんとも言えない滑稽さ。
柴田も強引で無遠慮なだけの友でもなかった。
実は田沼と同じで夏目を手伝いたい、助けたい友人でした。
今回は斑が浄化できたので小物でしたね。
田沼は見えないけれど話を聞いてくれる。
それだけでも、助かる夏目。
誰にも話せない秘密を持つことは気分的には辛いですからね。
結局、人形屋敷の家主は迷惑な人でした。

柴田の中の人は治療、静養中なのですね。
喉の調子を取り戻すためらしい。