ロクでなし魔術講師と禁忌教典 TokyoMX(4/11)#02

Lecture II　ほんのわずかなやる気

相変わらずやる気のないグレンを怒るシスティ。
魔術とはこの世界の真理を解き明かす。
より高次元な存在に成れる。
魔術は人の何の役に立つ？
魔術は人殺しの役に立っている。
人殺し以外に役に立たないものに時間を費やしている。
涙を浮かべてグレンの頬を張るシスティ。

ルミアがグレンに過去を問う。
1年間はセリカの居候で脛かじりだった。
その前のことは話したがらない。
両親を亡くしたルミアが悪い魔術師に攫われた。
そんな彼女を正義の魔術師が救ってくれた。
魔術を習っていれば、いつかその人に会えてお礼が言えると信じていた。
システィは魔術を祖父との絆だと考えているので謝ってあげて下さい。
ガキなのは俺の方だった。

授業でシスティに謝るグレン、心を入れ替える。
魔術詠唱の略式詠唱は苦手なグレンだが講義を始める。
魔術とは超高度な自己暗示だ、人の心を突き詰めたものだ。
ショック・ボルトの　雷精よ　紫電の衝撃以て　撃ち倒せ
この三節の呪文詠唱を四節にするとどうなる？
結果は右に曲がる。
五節にすると結果は変わる、途中の言葉を省略しても変わる。
このように呪文詠唱を定型文として覚えるだけでは魔術使いだ。
システィ愛している、この言葉だけでも他人に影響を与えられる。
つまり呪文詠唱とは深層意識に覚え込ませた術式を有効に
　するキーワードだ。
文法と公式があり、適当な言葉でも術式は発動する。

連日、大賑わいとなったグレンの講義。
鼻高々のセリカ教授。
魔術学会開催日を狙って犯行を計画するものが居る。
グレンが潜んでいる者を発見、襲われる。
出席に遅れるグレンの講義に乱入する男たち。
ルミアを狙って、軍用魔術を放つ。
実はエルミアナ王女、王家の生き残りで死んだ存在だった。
そんな彼女を利用しようとする組織だった。
自ら名乗り出て同行するルミア。

しかし1人はシスティを虐めて高飛車な態度が陥落するのが
　楽しみたいと襲う。
そこに現れたグレンはお邪魔と帰ろうとする。
助けなさいよ。
愚者のアルカナ、魔術起動封鎖の固有魔術を発動する。
範囲内で魔術は自分も含めて使用できなくなる愚者の世界。
グレンは格闘術を披露する、帝国式軍隊格闘術を学んでいた。
相手をマジカルパンチでキックして倒す。

---次回　「」---

グレンの秘められた能力は魔術の本質を理解している。
つまりは学者肌の魔術師でした。
呪文の意味と文法の真意を理解していた。

そして隠された秘密の一つ、ルミアはアルミアナ王女。
なので両親が殺害されていたのでした。
そしてグレンは帝国軍で格闘技を学んでいた。
セリカと会う前に軍隊に所属していたようですね。
正義の味方の魔術師になりたかったのでしょう。
そしてルミアを助けたのも彼ですね。
お互いに分かっていそうな雰囲気ですね。
軍隊は武力行使が仕事で殺人も願わずとも行ってしまいますからね。
その現実を知って落ち込んだのでしょうか。

魔術教科書にバッテンの絆創膏は最初に釘で黒板に
　打ち付けたからですね。
グレンのポニーテールは金田一少年を思い出させる。