アリスと蔵六 TokyoMX(4/23)#04

第4話　人でないモノ

紗名が誘拐されて自分を攻める早苗。
C&Cジャパンの鬼頭は撤収を開始する。
雛霧姉妹とクレオは帰れるので嬉しい。

ミニーCは紗名が人と触れて弱くなった。
あなたは人でさえ無い、トランプそのもの。
人でない化物は外に出てはいけないの。
ミニーCが注射した薬で意識が朦朧とする紗名。
その朦朧とした世界で格好良いお姉さんと出会う。
私は周囲の皆が色々教えてくれた。
お前にも居るはずだろう、呼んでみれば良い。

内閣情報調査室の内藤に紗名の件で連絡した蔵六。
あの子はそもそも何なのだ？
我々の知る人間ではない存在で今後は彼女のような
　存在が増えるかもしれない。
そんな彼女たちを人として扱うべきだと主張する内藤たちの
　グループと反対のグループ間で揉めている。

蔵六は紗名を家族として暮らす決意を固め早苗に確認する。
お爺ちゃんは何でも自分だけで決めつけるのは良くない。
早苗は紗名と暮らすことには異議を唱えない。
紗名が蔵六を呼ぶと蔵六の頭上に鏡の門が出現する。
紗名の下に転送される蔵六。
ミニーCのトランプが蔵六を取り押さえる。
説教がうるさいので紗名の足を撃つ。
今度は蔵六を撃つと紗名を脅す。
もう良い、化物だからと脱出して戻るからと言うとエネルギー切れ。
山田が紗名を感知して一条が救出に向かう。
内藤は突き止めた船を追いかける手配を通達する。

私は化物だった、ごめんねと泣く紗名。
私のせいで他人が傷つくのは嫌、研究所へ帰るよ。
赤の女王は、人ではない、未知の現象です。
大量殺戮兵器が少女に擬態しているだけです。
人でなくても関係ない、帰るぞ。
平気で子供を撃てるあんたは人か？
紗名の行動は目的に意思がある。
少々やりすぎのときもあるが、間違えば反省すればいい。
紗名は他人を思いやれる心がある。
人は皆、不完全な生き物だ。

内閣情報調査室特務班　一条雫が二人の身柄を確保します。

---次回　「帰るところ」---

この作品は蔵六が紗名を家族として迎え入れることが
　メインテーマなのでしょう。、
例え人でないものでも人の心を持っているなら人。
それを描きたいのでしょう。

でも、この作品の悪いところは世界観や設定を十分に
　描いていないところでしょう。
紗名は何でも出来る、でも怖いと能力を発揮できないらしい。
ハッキリとは描いていないがそう見える。
でもミニーCのトランプから脱出も出来た。
それなら最初から自宅に帰れば良いのに。
突っ込みどころが満載でハッキリ言って疑問だらけ。
描きたいことは分かるが、状況を作ることが論理的でなく下手。
この作品は人間ドラマを描きたいのだが、SFなどの設定を
　皆目知らない子供が作ったようにしか思えない。
紗名が人間ではないけれど、人の心を持っているなら
　人として暮らせる、それがテーマならバトルは辞めた方が良い。
メインテーマが杜撰なバトル設定で台無しになっている。

内閣情報室って3,40年前頃には盛んに用いられた
　特務組織の代表的な名称、通称JCIAかな？
今時では珍しい名称ですね、最近では国家公安XXが多い気がする。
ナレーションでも語っていたので紗名の未来の自分が、
　今回は格好良いお姉さんとして登場。
お花を扱っていたので、蔵六と暮らして教わったのでしょう。

1話で紗名の脱出を手伝った騎士？風の能力者は一条なのだろうか。
何でも出現させるドアを持っていたけれど、一条とは
　能力が異なるような気がする。