正解するカド TokyoMX(4/28)#04

第四話　ロトワ

あれから3日後、最初の2名が解放される。
この調子で全員開放まで25日。
真道は日本国異方担当特使に任命され首相と同等の権限が付与される。
フリーの立場でいたい、異方側の担当でいたい。
退職させて下さい。

現時点で日本国には167対のワムが供与された。
1日に10対のワムを製造中。
ワムに関しては調査研究機関が臨時で設置された。
そこを視察したい真道。
国民の様々な反応がネットに書き込まれていたが、大半は
　良く分からないと中立の立場表明していた。

国連は安保理がワムの管理を議決しそう。
安保理は制裁決議も視野に入れている。
日本国政府にも、その提案に賛同するものが居る。
しかしザシュニナの意思に一致しない可能性もある。
ワムの国連への提出は少し待って下さい。

警察庁国家公安委員会会務館補佐官の浅野は真道の大学の同期。
再会を祝してハグする。
内閣官房国家安全保障局情報班の夏目も真道の同期。
3人は無事を祝う。
徭は時間がないと真道を急き立てる。
彼女の個人的な直感はザシュニナのは悪意は感じない。
しかしワムは人類には早すぎる、無い方が良い。
ザシュニナと真道の会話のやり取りが親しげで思わず
　吹いてしまったが認めたくない徭。

ワムの研究所を訪れて成果を訪ねるが不明。
MMRで撮影すると6種類の構造が写った。
その意味や状況など一切が不明。
ただ地球の熱エネルギーの交換則を破壊する。
使いすぎれば、地球が温暖化する可能性が懸念される。

カドに戻った真道、部下の花森をカド担当特使だと伝える。
首相と同等の権限に恐れ多いが、開放が最後になったのが悲しい。
乗客のストレス解消には娯楽が必要だと機長から伝えられる。
ザシュニナも本が欲しいらしい。
ワムの国連管理に関して相談する。
国連にワムを提出、管理させれば安保理の思惑で
　全ての人類にワムは拡散できない。
ザシュニナの希望は人類全員への拡散と浸透。

国家を監察、学習したザシュニナ。
良く出来た共同体だが概念が暴走している。
ワムの拡散浸透には良い術があるが日本国の覚悟が必要だ。

国連安保理はワムの国連管理を決議した。
第7条が選択されて強制措置が可能となった。
武力行使も辞さない決議だった。

核さえ満足に扱えない人類の後ろ向きな対応だと
　国連決議に嘆く首相。
ザシュニナの拡散浸透の方策のために既に人選も終わっていた。
第1候補者は品輪だった。

---次回　「ナノカ」---

人類の知らない未知のテクノロジー。
無限のエネルギーを生み出すワム。
これは戦争が起こっても仕方ない。
日本国政府も国連決議の前に発表出来れば良かったのですが
　後手に回って武力行使が実行されるかもしれない状況。
徭の言った人類には早過ぎるテクノロジーですね。
小渕総理似の首相の言葉も正しい。
核さえ満足に扱えない人類ですからね。

ここからは多分に政治的要素が加わってきました。
全ての国にワムを1個振り分けるにも167個では足りないはず。
大国は面積比、人口比で割り振れとか、様々な要求をしそうです。
そこで起死回生のザシュニナの方策とは？

面白かったのが、熱交換則に反する可能性ですね。
入ってくる熱量と出ていく熱量、エネルギーの総和が崩れる。
これで地球が崩壊する可能性もある。
ワムの観測結果が6つ、これは6次元の構造なのではないだろうか。
異方とは言い換えれば高次元体のようなものだから。

結果としてワムを受け取らないことが正解かもしれない。
でも一度知ると抜け駆けする者が居るのも現実でしょう。