夏目友人帳 陸 テレ東(5/23)#07

第七話　ゴモチの恩人

ゴモチと名乗る妖かしがレイコに礼を言いたいと訪れた。
事情を聞いてみる。
七房の森のレイコが昼寝をするために通うようになった。
非力な小妖怪たちは興味津々。
妖かしが見えるレイコは凄い力を持っていると噂されるようになった。
ゴモチが最近の困りごとセンキとヒャッコの喧嘩を解決して
　もらおうと言い始めた。
二人の喧嘩は凄まじく森全体に響く。

そこで2人に会いに行く。
どちらが強いかで争っていて、勝ったほうが囚われた
　キフネを嫁に出来ると決めていた。
キフネは帰りたいだけで花嫁になる気などなかった。
そこで勝負を持ちかけるレイコ。
勝ったものがキフネを手に入れられると自分も参加する。
その日は夕方になると帰っていった。
遅く帰ると怒られるらしい。

翌日、森に訪れたレイコはセンキと勝負を始める。
私のほうが腕も細いから勝負内容は決めさせてもらう。
高い木の枝の先になっている実を先に取ったほうが勝ち。
靴下を脱いでスカートを束ねるレイコ。
しかし木の枝を投げつけて実を落としで勝利する。
確かに木を登るとは言っていないと納得したセンキ。

次にヒャッコを探す、失敗して逆に勝負内容を決められてしまう。
3個入った栗の実を多く集めたものが勝ち。
仕方なく集めることにするが、困っていた小妖怪に手を貸せと告げる。
今なら勝てる可能性があるから私を勝たせない。
いつも影から噂するだけの小妖怪たちをやる気にさせる。
慣れない栗拾いのレイコ、やる限りはやり通したい。
今夜は親も不在で早朝に帰れば大丈夫と徹夜で探す。
待ち合わせの場所に向かうと少しは集まっていたが
　勝てるかは微妙な量。
そのうちに諦める妖怪も現れる。
疲れて寝入ってしまうレイコ。
多数の小妖怪が栗を届けにやって来た。
見る見るうちに大量の栗が集まりヒャッコに勝利する。

キフネを開放する、知り合いの居る森は居心地が悪いから来ない。
それからもレイコを待つ妖かしたちだった。
センキもヒャッコも反省して森は平和になった。

レイコを待つゴモチとキフネが仲良くなって結婚することになった。
それでレイコはゴモチの恩人だった。
祝言に参加する夏目とニャンコ先生だった。

---次回　「いつかくる日」---

何が恩人かと思えば結婚する原因となったレイコでした。
今回は珍しく名前を奪わなかったレイコ。
友人が居ないレイコは仲良くなった妖かしとの付き合う際に
　距離感が分からなかったので森へは行かなくなった。
これは恐らく照れなのでしょうね。
そんなレイコの勝負エピソードでした。
帰る場所が失くなることは厭わない。
こんな厄介者を抱えて大変なのよ。
どこか悲しげなセリフがレイコを表してますね。

センキとの勝負で靴下を脱いでスカートを結ぶレイコ。
いかにも木に登ると見せかける騙し行為が上手い。