つぐもも BS11(5/28)#09

九本目　手紙

一也はくくりと、朝晩の厳しい修練が続く。
未だ帯の扱いには長けていない。
生徒会長の只田から呼び出される。
彼はあまそぎの呪詛返しで全身の髪が抜けてしまった。
いずれは元に戻るらしいので深くは気にしていない。

元1年5組の生徒が亡くなった名護えいこの霊に襲われる事件が発生。
幽霊などは存在しないので、あまそぎの仕業だと桐葉が説明。
事件の解決を依頼される。
おさむ、ちさとの3人で校内を聴き込んで情報を集める。
新聞部の1年生の奈中井ななこも同じ事件を調べていた。
同じクラスのイケメン、仁科祐一ファンクラブに入っていた。
越坂部を名護えいこのあまそぎが襲う。
髪を自由に操る、かみおにのあまそぎだった。
越坂部に手紙は何処と尋ねる名護のあまそぎ。
一也が戦うが逃げられてしまう。

かみおにを操る者が近くに居るはず。
第一発見者で仁科ファンクラブの村月が襲われる。
あまそぎを操っていたのは妹の奈中居だった。
両親の離婚で名字が異なるのだった。
名護と仁科は両思いだがファンクラブを気にかけて
　逆に遠ざけてしまった。
そこで二人をくっつけようとしたが嫉妬が混じってイジメになってしまった。
村月が遺書を奪っていた。

内容は隠された真実だった。
名護の胸に奇妙な出来物が生じた。
ある日、彼女の本音を語るようになった。
それまでは自分の言いたいことが言えなかった。
そんな彼女の思いに反応したかのような出来物だった。
名護の願いが叶ったら消えると言う。
仁科に告白して両思いになったが消えない。
可愛くて頭も良い妹のななこを恐れていた。
妹が消えることが本当の思いだと告げられる。
妹を手にかけることは出来ないと屋上から飛び降りたのだった。
ななこを守るために戦う一也、自分が呪詛を集める体質だから。

かみおにが手紙を読ませたのは妹が自ら命を
　絶つことを望んだからだった。
桐葉の逃げろの言葉にも逆らって戦う一也。
日頃の修練の成果を発揮して相手を倒す。
姉は出来物にも打ち勝ったと妹にも生きる勇気を与える桐葉。

今回の顛末を影からの眺める少女。

---次回　「はだかふとん」---

全てのピースが見事にハマる上手いエピソードでした。
1話でまとめるのが勿体無いですね。
それだけにスピーディで飽きないエピソードでした。
出来物は人面瘡かな？
これが諸悪の根源でした。

一也も修練の成果を発揮できて、そこそこ戦えるようには
　なってきました。
でも未だ苦手もあるようですね。
最後の彼らを眺めていた少女がOPで戦っている少女かな。
バトルが必死だと思ったらサブタイがエロしか想像できない。
このエロとシリアスとのギャップが売りなのかもしれない。

OPを歌うユニットのCMが戦隊シリーズを思わせるようなカラー花火を
　バックに歌うのは、ある意味シュール。