アリスと蔵六 TokyoMX(4/30)#05

第5話　帰るところ

内閣情報室の一条雫が救出に駆けつけた。
彼女もアリスの夢。
2人を救出するが、ミニーCも素直には引き下がらない。
彼女の目的、亡くなった夫に会うためには紗名を取り返したい。
ミニーCの抵抗に長期戦も考慮して紗名に食料を与える。
山田が搭乗するヘリに移動できれば勝ちです。
山田は一条の元ストーカー、居場所を突き止める装置を
　GPSや携帯電話の基地局をクラッキングして組み立てた。
今では内閣情報室のメンバーとして迎え入れられた。

一条のトランプは1種類ではないことに驚かされる。
それでもミニーCの居場所を特定できず苦しむ一条。
透明化出来る能力も付与されて遂に追い詰められる。
1桁台は手加減できないので使いたくない。
でも本気を出す一条はメイド姿となる。
寝落ちして偶然放送されていた深夜アニメの
　魔法少女の能力が彼女に宿ったのだった。
それは666の兵器と13の魔導書を保有している。
1番、2番、3番と1桁台の本気能力でミニーCを逆にダウンさせる。
遂にミニーCもエネルギー切れとなり逮捕される。
鬼頭も四谷警察に拘束される。

紗名は人間ではない、良く分からない存在。
能力が人の形となった作られた存在。
それでも紗名を家族として迎え入れる蔵六。
信じられない紗名、馬鹿じゃないのか。
嘘じゃないと知って喜ぶ紗名。
私は人間になりたい、色んな物を知りたい。
そしてどうして自分が生まれたかを知りたい。

空を飛んで家に帰る紗名と蔵六。
内藤の勢力が反対勢力を押さえ込んでK&C製薬日本法人の
　研究所も立入禁止となり業務停止となる。

紗名は自宅の植物のお世話を任されていた。
植物に語りかける紗名を可愛いと思う早苗。
夕食時には紗名の体力も向上したので旅行に行こうと提案する。
遊園地、動物園、水族館、温泉と早苗は案内したいところが沢山あった。

---次回　「第2部放送直前特番」---

一条の出鱈目なトランプでミニーCを逮捕。
トランプは人の願いを叶えるものではない。
彼女に能力が備わったのも偶然なのか。
しかも寝落ちした時に偶然、放送されていた魔法少女アニメの
　能力が宿ったらしい。
それだけに内藤の言う新時代の人間というのも頷ける。
どこかのゲートオブバビロンみたいな能力でした。
でも単純にテレポートで良かった気がする。

紗名が生まれたのは偶然なのか、製薬会社だけに作為があったのかは不明。
ここまで、描きたいことは分かるが大事過ぎる部分が
　雑な描き方で残念。
もっと製薬会社内部だけの小さな描き方が良かったと思う。
外資企業で本国経由で日本政府と取引したような
　描写があったが、手抜き感が半端ない。

そしてミニーCは元海軍だが、人口の多い米国ならもっと
　能力者が大量に発生しているはず。
日本国内でのみ発症するのかは不明だが、色々と
　気になってしまう描き方。
彼女も紗名に願いを叶えてもらうのだから、直接お願いすれば良いのにね。
きっと嫌われたとか、気持ち悪くて直接話したくないとか
　理由があるのでしょうが描かれていないのが問題。

これも最終兵器彼女の影響なのだろうか。
あの作品は可能な限り説明を省いて2人のラブロマンスに
　特化した作品。
それを周到しているのかもしれないが、紗名を巡っての
　バトルが無駄に多すぎて残念に思える。
本来は蔵六との暮らしを中心に描きたいはずで
　紗名を巡る綱引きの描き方はもっと工夫して欲しかった。