サクラクエスト TokyoMX(5/03)#05

第5話　ユグドラシルの芽生え

間野山彫刻を調べる事が大事と各自が自習。
由乃は制作の現場を訪れ、会長に欄間を見せてもらう。
しおりと凛々子はネットや書物を調べる。
真季は実際に彫刻してみる。

早苗抜きの4人で集まって結果報告。
間野山彫刻は仏像、看板、欄間と作るものを変えて生き延びてきた。
由乃は王宮を彫刻で飾りたいと案を出す。
巨大なものには人が集まる。
サグラダ・ファミリアのように制作過程も見せて注目を
　浴びれば後継者も現れるかもしれない。
会長に相談すると予算はないと怒られる。

辰男は木彫りの靴を作って早苗に見せる。
彼は色んな可能性を模索していた。
一志の彫る欄間は亡くなった師匠が受注した仕事を引き継いだ。
しかし注文主が亡くなって仕事はキャンセルになった。
それでも欄間を作る一志だった。

巨大彫刻を作っても有名人がデザインしないと注目されない。
サンダルさんにデザインしてもらおう。
実は放浪のアーティストのアレクサンドルで有名人だった。
依頼すると快く描いてくれた。
スポンサー探しを始めよう。
手紙や電話、飛び入り営業を始める。
シェアハウスで早苗と会う由乃。
どんな仕事にも替わりは居る。
でも個人の結果は少しだけ違っている。
それに気づく人もいれば気づかない人もいるだけ。

早苗が立ち直って由乃のアイデアに現実的なプランを提案する。
資金集めにはクラウドファンディングも利用する。
彫刻で王宮ではなく駅を改修する、駅はランドマーク。
いきなりは無理なので、先ずは待合室を礼拝堂の絵画の
　様に彫刻で埋め尽くす。
それに丁度見合った作品に心当たりがある。

一志の納入先を失った欄間を駅の待合室に飾ろうと相談する。
待合室の中央に配置された欄間が目立っていた。
悪くないと、一志の最高級の褒め言葉を貰う早苗。
桜池ファミリア計画　間野山彫刻を100年かけて広めよう。

---次回　「田舎のマスカレード」---

今回も間野山彫刻に拘るエピソード。
由乃が突拍子もないアイデアを考えますが、誰も止められない。
このチームは危ないと思ったら会長がストッパーでした。
それでも代価案がないからか突き進める由乃。
この辺りの理由付けや進め方に説得性はない。
何でも良いから取り敢えず動いてみよう、行動しようとしか
　思えないのが残念。
後半で早苗が現実的な提案を行いましたが、
彼女一人に頼りすぎですよね。
もっと5人で討論を描くと良くなると思う。
皆で考えた実現のための修正を描いて欲しかった。

作品的には一歩前進ですね。
でもゴールがあるようでない仕事では厳しさも伝わらないと思う。
仕事と言い切るのなら厳しさは必要だと思う。
気になるのは観光協会の予算、何処から捻出しているのだろうか。
役所？観光組合に参加している商店？
待合室に飾る欄間が増えたら掃除が大変そう。