アリスと蔵六 TokyoMX(5/28)#08

第8話　悪い魔女

小学校受験に失敗した敷島羽鳥。
母親は入学させたかった私立ではなく公立なのでランドセルを買いに行く。
もう売れ残りセールで校章も入っていないと残念そう。
両親は羽鳥の受験失敗でも喧嘩を始める。
母親に教育は任せっきりだった父親を責める。
そんな喧嘩する両親が仲良くなるようにと願うとアリスの夢が出現する。

羽鳥の能力は他人を隷属させることが可能だった。
しかし、ある日気付く、元に戻せないことに。
親友の美浦歩が心配して駆けつける。
誰も知らない場所に行きたいと羽鳥、歩も一緒に家出する。

紗名はあさひとよながが遊びに来るのでご機嫌だった。
蔵六の店のお手伝いも覚え始めている。
いろんなことを覚えたので自慢したい。
羽鳥と歩は原宿に到着、人が多いので行動を止めてしまう。
蔵六やスタッフが動かなくなって不安で町を歩き回る紗名。

そこでお互いに自由に動ける相手、紗名、羽鳥、歩が遭遇する。
歩は動ける紗名に理由を尋ねる。
羽鳥の魔法は解く術を知らない。
知っているなら教えて欲しい。
紗名がようやく事態を把握する。
感情のままにアリスの夢を発動すると羽鳥のアリスの夢が解除される。
絶対に許さないと羽鳥を攻撃する紗名、羽鳥の能力が相殺する。
お互いに相殺し合う能力。

紗名は許さないと遂には泣きながら殴り始める。
羽鳥は紗名の想いを理解する。
突然に家族が動かなくなって不安だったのだと。
私は悪い魔女になってしまった。

---次回　「チェシャ猫の笑う場所」---

新たな能力者、敷島羽鳥と友人の美浦歩の登場。
この作品は能力を描くと途端に設定が甘すぎて不快になる。
内藤や一条の内閣情報室は紗名だけに掛かりっきりなのだろうか。
政府の担当機関が設立されているのだから日本国内でも
　10人や20人のレベルで他にも能力者が存在するのではないのか？
山田の能力者センサーは出現を把握できないのだろうか？
能力者を確保、教育、指導する機関ではないのか？
他人への被害を隠すための独立専門機関なんて
　税金の無駄使いにも思える。
ちなみに米国やヨーロッパではどんな対応をしているのだろうか？

羽鳥の能力も強力過ぎで、適応範囲が広すぎる。
敷島羽鳥と美浦歩が大人過ぎて小学生に見えない。
行動は子供っぽいが・・・。
元に戻せない能力なら、男子生徒はどうなったのだろう？
親たちが騒ぎ出さないのだろうか？

結局6,7話の紗名の日常編だけが面白かった。
不思議の国のアリスモチーフなので次回のサブタイにチェシャ猫が登場。