正解するカド TokyoMX(6/09)#09

第9話　ナノミスハイン

ザシュニナに呼びかけてカドの内部に入る真道。
今回はカドの中央部に招かれる。
そこで酒を飲む二人。
ザシュニナは初体験で興味があった。
来訪するに辺り4つの物を準備してきた。
カド、ワム、サンサ、4つ目がナノミスハイン。
真道が言われるままに手を入れて触れると多数の腕を感じた。
そして一升瓶が傾いているのを目撃する。
移動も思いのままで自由自在に扱える。
この世界の言葉で表現すると、重力制御、慣性制御、質量制御を
　可能としている。
真道には無限の可能性を感じられる。
異方と宇宙で運動量を交換しているわけではない。
しかし人類の生産が消費を上回ることはない、バブルは発生しない。
なぜなら異方があるから。
異方の根幹に立ち返って説明しなければならない。

品輪博士がサンサを見て急にフレゴニクスに触れたいと言い出した。
徭がフレゴニクスに外部から干渉できるのではないですか？
嫌な予感がするのでザシュニナに呼びかけたが応答しない。
出来れば中に入りたい徭。
花森は真道が好きなのかと尋ねる。
夏目さんは好きだが自分では手に負えないと述べたらしい。
もっと大きな存在でないと相応しく無い。
徭の右薬指にリング、操の様なもの。

真道は以前、異方を高次元体だと説明した。
異方は、この世界に37の次元を加えた世界で次元数は冪乗に匹敵する。
情報量は37乗倍にも増大するが異方は一瞬で処理が可能。
異方は情報が欲しくて繭を形成した。
養蚕の蚕が糸を紡いで繭を作る。
糸が情報に匹敵する。
無数の繭を構築した。
自らの力で情報を喪失する存在。
糸とは人類、繭は宇宙のことだ。
つまり異方存在が宇宙を作った。
お前は神なのか？
神の奇跡と言うなら、それは人類こそが奇跡。
ナノミスハインは宇宙の設定に手を加えるもの、実例を示す。

真道、私と一緒に異方に行かないか？
まだ早かったか。
70時間を数分で経過させたザシュニナ。
カドにコピーした真道でやり直そうと目の前で驚く真道を
　処分しようとする。

徭のリングが破壊される。
真道を守る異方存在、繭の管理者、徭。

---次回　「トワノサキワ」---

4つ目の異方の装置、ナノミスハインを真道に体感させるザシュニナ。
これは今までの3つよりも具体的で画期的。
重力、質量、慣性制御が可能な道具。
そしてザシュニナが明かす宇宙を作ったのは異方存在。
情報を得るための繭の一つ。
つまりは宇宙という無数の箱庭を作った中に誕生した奇跡が人類。
異方存在は情報が欲しい。
40冪乗の情報を一瞬で処理できる能力を持つ。
3次元の情報なんて、即座に処理できそうですが・・・。

人類を産み落とした、もしくは進化に関与した宇宙人や
　未知なる存在のSF作品が多数ある。
それよりもより高次の存在の異方存在。
そして繭の管理者の異方存在の徭。
世界観や設定が大きくて異なるが、王道的な人類誕生や
　宇宙誕生、創生のSFと同じかもしれない。
最後は急進派と保守派の争いにも見える。
チョット俗物的になって残念ですね。

ここでザシュニナが帰ると異方存在の影響はどうなるのでしょうね。
次回予告でもサヨナラだと言ってましたし。
ザシュニナは人間、真道の行動、思考の推測を誤ったのでした。

エンドに向けて収束する展開に向かってますね。