サクラクエスト TokyoMX(6/21)#12

第12話　夜明けのギルド

8月27日はチュパカブラ王国の建国20周年。
建国祭を開催して盛り上げたい。
北陸きときとTVのディレクター雨宮は間野山出身で地元制作の
　ドキュメント番組、放熱山脈で王国の5人に焦点を当てたい。
「町おこしガールズ150日間の奮闘」と題して密着取材。
真季、早苗、しおり、凛々子とインタビューする。
各自に思うことや意外性があり、放送に耐え得るが国王の
　由乃には何もない、普通過ぎる。
雨宮の目指す方向性に合致したネタが無いので言われて落ち込んでしまう。
実は王国10万人目の来場者で話題性は十分だったが丑松会長が
　喜んでうるさく騒ぎそうなので黙っている。

建国祭の目玉は誰でもが参加できるクイズ。
協賛金が3割しか集まっておらず、当日の人員整理の人手も足りない。
町の予算は限られているので、出来る範囲に規模を縮小するしか無い。
皆が集まって間野山を知ってほしい、割引券をプレゼントして再訪してもらいたい。
そんな考えから安易な規模縮小は今は考えたくない。

雨宮の大学時代の人脈やコネを総動員して人気ロックバンド
　プトレマイオスのライブを開催できるようになった。
北陸きときとTV主催なので費用は全てTV局が捻出してくれる。
でも、だけど、戦わない奴は否定から入る。
もっと前向きに責めていこうと熱いハートの雨宮ディレクター。
夕方のローカルニュースでもレポーターを担当する。
チュパカブラ王国の建国祭ニュースをレポートする器用な人。
王国の5人は町おこしガールズとして放送される。

クイズ大会の人手と費用獲得は正攻法で行くしかない。
商店会、青年団、各種団体に集まってもらって正直に建国祭への
　協力を求める由乃。
建国祭で観光客が増えても儲かる飲食店と儲からない本屋や
　畳屋があって反応はバラバラだった。
商店会は王宮前の広場に出店する店もあって協力は限られている。
割引チケットをプレゼントして間野山への再訪を促進したい。
人手は青年会が婚活ツァーの協力のお返しとして賛同してくれる。
織部千登勢は町のためと聞いて商店会の積立を利用することを
　提案して協力を申し出る。
由乃が中心で説得する姿は雨宮にも求心力を感じさせた。

建国祭前日にはライブの前乗りファンがテントを張って集まってきた。
成功を予感する由乃だった。

---次回　「マリオネットの饗宴」---

王国の建国祭は一大イベント。
これを利用して間野山をアピールしたい。
由乃たちに朗報が届く、北陸きときとTVの人気ドキュメンタリー番組の
　ディレクターが間野山出身で由乃たちを密着取材。
4人には特徴も話題性もあるが由乃だけ普通。
普通が一番辛い由乃は落ち込んでしまう。
実は10万人目の来場者で強運の持ち主だったのですが今は内緒。
まあ、就職浪人だったので仕方ないのですよね。
ディレクターの雨宮が実は間野山を盛り上げようと熱い。
コネも使って誘致して上司を説得して人気ロックバンドのライブを協賛する。
これで昨年の来場者、6,000人を大きく超えられそうになる。
地元の商店会にも正直に話して説得を試みる。
費用も人手も確保できて成功が見えてきた。

町おこしって観光客を増やせば良いのだろうか。
この辺りのゴールが曖昧でしたが、今回は6,000人を
　越えると明確なゴールがあります。
観光客が増えても儲かる店と儲からない店があるのも事実。
例えば聖地巡礼で訪れる人が増えても町民の全員が儲かるわけでもない。
多少の税収が増えても、サラリーマンには一切の恩恵はない。
本来は企業を誘致して働く場所を増やして若い世代を集める。
子供を増やすのが政策の王道ですが・・・。
子供を育てやすい場所として補助を出す東京23区もある。
曖昧で好い加減にも思える町おこしを数字的に明確に定義して欲しいものです。

個人的にはもっとトラブルを描いて欲しかった。
会場の設営や機材の手配など、TV局も手伝ってくれるのだろうが、
　由乃達もてんてこ舞いとなるはず。
真季が電源車の設営を王国裏手にと指示していたが、このレベルの
　対応がたくさんあるわけで、それらを頑張る姿が欲しかった。
TV局の撮影で急に姿や発言が変わるのは、あるある的で王道ですね。
好事魔多し、次回にはどんなトラブルが待ち受けているのでしょうね。