ナイツ&マジック TokyoMX(7/16)#03

第3章　Scrap & Build

王都カンカネンでアンブロシウス国王に謁見するエルと祖父。
魔獣ベヘモス撃退を知って報奨を与えようと尋ねられるエル。
これは試されているんだ。
知識が欲しい、シルエットナイトの心臓部、魔力転換炉、エーテルリアクタの
製法を知りたい。
国家機密で国王しか教えられない、とんでもない望みではある。
自分自身のシルエットナイトが作りたいのです。
それは趣味だから、です。

国王はエルの解答を気に入り、その証を見せよと告げる。
具体的には新規に国王を満足させるような機体を作ってみろ。
親方、ダーヴィドはグゥエールの破損状況を不審に思っていた。
新しく調整したのに、ここまでの破壊は不思議だった。
バトソンの紹介でエルが状況を説明するが俄には信じがたい。
ディートリッヒにも尋ねるがそのとおりだと、落ち込んでいた。
エルには様々な強化、新設計のアイデアがあった。
先ずは結晶筋肉、クリスタルティシューの強化案を説明する。

続いて魔法の杖を使用する際は剣を振るえない。
持ち変えるのは不便だと背面武装として補助腕の装備を提案する。
単純な機構で杖を握って方向を変えるだけ、照準器も装備しましょう。
丁度、機体が壊れたヘルヴィに新機体の調整を依頼する。
サブアームの開発も任せる。

アディとキッドの父親、ヨアキム侯爵はエルの同行を報告して欲しい。
それはエルのためになりますか？もちろんだとも。

アディとアーキッドもエルを手伝いたい。
丁度いいと小さい機体の幻晶甲冑、シルエットギアの開発を手伝ってもらう。
これは中等部主体で製作、開発を任せる。
学園でもシルエットナイトが足りなくなっていたので、小さいシルエットギアの
　開発は丁度いいタイミングだった。
シルエットナイトの操縦訓練にも利用できて便利。
シルエットギアは魔導演算機を搭載していないのでマナの消費が激しい。
マナの効率良い配分が重要となった。
エドガーは苦戦していたが、ディートリッヒは慣れ始めていた。

遂に新型機体のテレスターレが完成、ヘルヴィが搭乗して
　エドガーのアールカンバーと模擬戦を行う。
まだ微調整は終了していないが、エドガーだから戦える。
彼も開発の現場を知っているから、そうでなければ
　初撃で終了していたかもしれない。
未調整でも新型にあっさり負けてはプライドが許さないエドガー。
マックスパワーで力押しを仕掛ける。
受けて立つヘルヴィーだったが、勝ったと思ったらマナ切れで止まってしまう。
燃費の悪い新型のテレスターレだった。
ただ互角以上に戦える新型機種がとりあえず形になって動かせたので
　開発者たちは大喜び。
ただ一人、ヘルヴィーだけは落ち込んでいた。

そんな情報を金に変える男が居た。
未だ完成ではないので暫くは情報集めに徹する様子。

---次回　「Light & Shadow」---

ストーリーがテンポよく進みますね。
まあ前回で師団級魔獣、陸皇亀を倒したので、早く
　メインテーマを描きたいのでしょうね。
漸くエルの真骨頂であり、本領発揮のエピソードですね。
エルは現代のロボットを知っているだけに知識は豊富。
内部の動作機構まで詳しいかは不明ですが、科学を経験しているので
　魔法だけに頼ることもしない。
自由な発想も可能で背面武装として補助腕の追加を提案。
まあ、発想はガンタンクですよね。
魔法の杖が単体で製造されるので腕になったのでしょう。
この方が自由度は大きいですから。
それに銃の存在を知らない世界のようですから、銃的な
　武器の発想は新鮮でしょう。
新たな武装追加は燃費を下げるのもお約束ですよね。

ここからの地味な燃費改善が実は一番難しそう。
開発する本人は無尽蔵とも呼ぶべきマナの保有者らしいですから。
幻晶甲冑、シルエットギアはパワードスーツで杖を軽々と運べるのは
　今後の作業用レイバー的な進化も見受けられそう。

何処から聞きつけたのか、新技術にはスパイがつきもののようです。
ちょっとタイミング早すぎる気がするが、お金になるなら裏切る者も
　現れるのは現実的ですね。
現実でも液晶パネルが・・・。
これで終わらず、この後も開発が続きそうですね。
世界観的にはブレイクブレイドに近い気がする。
飛行を始めると大きく異なりますが。
ディートリッヒが立ち直ってエルシンパになっていたのが面白かった。
負けを認めれば、素直に受け入れられるようです。