18if TokyoMX(8/03)#05

第5話　凡庸の魔女

フィギュアスケート選手、三枝美礼は部屋に立て籠もって
　自ら足を傷つけようとしていた。
猫の神崎カツミが調べると日本では並ぶものの居ないトップレベルなスケーター。
世界大会で三回転ジャンプに失敗して2位となった。
その後、眠り姫病に掛かってしまった。
珍しく神崎カツミは遥人を止めるような言動。
それでも夢を見せられたからと遥人は彼女の夢に入る。

そこは大学だがスケート部も無く、誰も三枝美礼を知らない。
放送で呼び出して彼女と会うが普通過ぎるほどに普通の暮らし。
彼女は普通に青春を謳歌したい。
遠足も修学旅行も行けず、食事は移動の車の中。
毎日が練習とマスコミの取材に追われていた。
ただスケートが好きなだけだったが、大人にアイドルにされてしまった。

それならキャンパスライフを楽しもう、遥人も現役大学生だから。
サークル活動やカラオケと楽しさを満喫する。
結城先輩が好き、デートに誘われる。
映画見て喫茶店でお茶、それだけでも嬉しかった。
最後にと誘われたのはスケートリンク。
楽しんでいると、世界大会のリンクに変わる。
これが君の運命なのかも。
氷の上が最も輝いている。

眠り姫病から目覚めた三枝美礼は年老いていた。
遥人は自身も何某かの運命を背負っているのかもと考える。

---次回　「人を呪わば穴二つ・・・」---

今回は、日本代表フィギュアスケート選手のエピソード。
浅田選手や安藤選手を思わせるエピソードですね。
好きで始めたスポーツだったのに、強くなると世間が放っておかない。
アイドルにされて自由が無くなった。
具体的な選手名が浮かぶほどに、有り得る設定でした。
そして遥人も神崎カツミも彼女を知らなかったのは　60年？程の
　前の選手だったから。
神崎カツミが彼女に会って、目覚めさせるのを躊躇ったのも
　そのせいなのでしょうね。

遥人を陰から眺めるリリィのシーンが意味深でしたが、
彼女の目的は何でしょう。
彼女も助けを求めているのかも。

今更ながらタイトルは18歳のIFの世界という意味だろうか？