宮城県女川中女子バスケ部は全国3位になった実績のある
名門バスケットボール部。
しかし2011年の震災で部員は減少して遂には3年生5人、1年生2人。
小学校ではミニバスを頑張っていた5人。
自宅跡でバスケットボールを見つけて仮設で始めたバスケ。
新人戦で優勝して今度は県大会に勝って全国に行きたい。
幸いにも5人は個性が異なり役割が違う。
それが上手く機能すれば勝てる。
県大会前の最後の練習試合で弱気になって負けてしまった。
コーチは弱気になっていると叱る。
そして迎えた県大会、準決勝まで勝ち進んだ。
キャプテンのアンナが早々に左足首負傷で倒れる。
セリナが獅子奮迅の活躍で得点を重ねるが5ファールで退場になってしまう。
皆の力を合わせれば勝てる、アンナが出場。
最後にゴールを決めて勝利する。
決勝戦に進むが負けてしまった。
それでも東北大会には出場できる。
東北大会は予選を行い成績上位チームが決勝リーグに出場できる。
初戦は優勝候補に大差で敗北する。
地元住民が応援したいと円陣を組む。
住民の思いが選手に伝わる。
65-54でタイムアウト、最後はキャプテンに任せる。
3ポイントシュートが決まるが敗れてしまった。
ドキュメントなので全てが実話。
勝てなくて悔しい思いをしたアンナとセリナは仙台の私立強豪高校へ進学。
アンナはレギュラーに選出されたが腰を骨折、復帰の目処は立っていない。
セリナはメンバー入りを争うレベル。
卒業以来の久しぶりに女川中に戻るとカリンも駆けつけた。
石巻の高校に進学してバスケットボールは続けてはいない。
後輩は4人で1人を他部から借りて大会には出場しているらしい。
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8月27日に放送されたドキュメントアニメ。
準決勝戦の実写映像が流れたが、今は誰もが簡単に録画できるいい時代。
住民が録画した映像を使用したのだろうが結構綺麗だった。
後半の現状を描いた映像がバスケ部全体の感動から
個人の問題に帰結したのが残念だった。
ドキュメンタリーだから現状を映すのも分かるが、二人だけを
ピックアップするのは如何なものか。
女川中バスケ部を描きたかったのかもしれないが、そんな作りには思えなかった。
未だに震災からの復興がテーマなのが辛い。
国からの支援も悪用している業者もいるらしく、いつ復興するのか?
未だに疑問だらけ。
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