地獄少女 宵伽 BS11(9/15)#10

第10話　回顧録　～黒の轍～

トラックの運転手・伊藤道郎がヒッチハイクの輪入道を乗せる。

そこは新設の舗装道路だが隣には旧道が並走している。

かつて旧道を姫を乗せて逃走していたが追手に襲われて

　崖下に落下した。

その馬車の車輪が輪入道の正体だった。

そんな昔のことを思い出す輪入道。

実はこの新道の先には立ち退き拒否の家がある。

そこは結局、急カーブで迂回する事になってしまった。

そこで事故が発生して高校生が亡くなった。

その高校生こそ、伊藤の弟だった。

伊藤は弟の恨みを晴らすため地獄通信にアクセスしたが何も起こらなかった。

それで他人の手は借りず、自分で仇討ちとトラックで突っ込む覚悟だった。

調査の終わった輪入道は藁人形に変身してあいが出現する。

伊藤に藁人形を手渡すが一目連が止める。

立ち退き拒否の家に住む老人、亀岡一人が病死したのだった。

彼は金など必要なく、先祖代々暮らしてきた家から離れたくないだけだった。

それでも仇は伐てていないとトラックを走らせる伊藤。

花を摘んだキクリを見つけてスリップして崖下に落ちそうになる。

輪入道が止めると、くしくも弟が亡くなった場所だった。

伊藤は彼の病死を確かめる、家が限界で倒壊する。

彼の調査をした骨女は遺書を見つけて伊藤に手渡す。

土地も立ち退き金も全て亡くなった高校生の遺族に相続すると記述されていた。

---次回　「籠の鳥」---

今回は輪入道の過去なども描かれて盛り沢山な感じ。

でも立ち退きを目当てにして新道を作ったのが一番の問題ではないだろうか。

そんな急カーブを作ったのが問題に思える。

結果として運転手は地獄流しをしなくて正解だったと思う。

地獄流しの行われない稀有なエピソードでした。