Re:CREATORS BS11(9/02)#20

第20話　残響が消えるその前に

セレジアの自己犠牲は主役の本懐。

我が同胞たちと余韻を味わい給え。

アルタイルの茶化した態度が許せないひかゆ。

突撃するが、アルタイルのホロプシコン、適応還元が実行される。

ひかゆのファンディスクで追加された能力が消滅する。

君には観客席を用意しよう。

弥勒寺優也、白亜翔、ブリッツ・トーカーは主役を盛りたてるための存在。

だから追加能力を消滅はさせない。

今や観客の主役はアルタイル。

観客たちの興奮と同調のボルテージも高まっている。

今がチャンスと松原が仕組んだトリックを発動する。

アルタイルと同等の能力を持つ鏡像、シリウスが顕現する。

時間が足りず、性格までは付加できなかった。

ホロプシコンも操り、実在相変異を発動する。

シリウスが自らを殺め、アルタイルを乗っ取る。

松原が考えた、完全に対アルタイル用だけの存在だった。

完全にアルタイルの存在が消失した。

目覚めるシリウス、帽子を拾って被る。

弥勒寺優也に剣が突き刺さる。

自我の存在しないシリウスの一瞬の隙きをついてアルタイルが逆に乗っ取った。

やはり時間が足りなかった。

アルタイルは一人ではなく多数のクリエイターが設定を追加した。

それだけに一人の原作者よりも有利だった。

白亜翔がアルタイルに戦いを挑むが因果還元で倒される。

観客が求めるのは、バトルでキャラが倒される様子。

最後に残ったブリッツを倒して鳥籠は破壊され世界は融合して消滅する。

颯太がメテオラのもとに駆けつける。

彼が発案した最後の策を起動してもらうが承認力が足りない。

真鑒の言霊、嘘の嘘、それはくるりと裏返る。

駅のプラットホームが出現、島崎セツナが顕現する。

---次回　「」---

前回、セレジアがカロンと共に消滅。

そして、ひかゆの追加能力を奪う。

残るは3人だけとなる。
　

完全に一人のアルタイルが判官贔屓と強さで主役となった。

松原たちも考えていた隠し玉、アルタイルのコピー、シリウスの創作。

これはにせウルトラマン、ショッカーライダー的な展開です。

これらの偽物、コピーが本体に勝った試しがないのも事実。
　

この戦闘が神ならば源流の神が優位だけれど、多数のクリエイターが

　後から多数の設定や能力を付加されたアルタイルは圧倒的に有利。

それに彼女を主役で物語を紡いでいないのも強い。

作者はカタルシスを設けるために何か1つ弱点をつくる。

それが物語には有効だが、アルタイルはキャラに能力を

　付加しただけなので、強い。
　

そして颯太の隠し玉はアルタイルの生みの親で彼女が

　顕現した原因となった島崎セツナの顕現。

彼女は創造主でありながら被造物として顕現？

彼女の言葉で恨みが中和されるならば、矛先を無理やり変えて

　物語を収める感じで少し残念。

ここは言霊使いの真鑒の参戦しかないと思ったのに。