顧問 山田五郎
・愛車と4歳児の別れ 探偵 真栄田賢
31歳の母親からの依頼。
長男が4歳となり、長女も生まれたので愛車が手狭になり買い替えた。
しかし長男は古い車と別れ難い。
探偵が青い車の魂、あおたまくんだよとスピーカーを通して
長男に話しかける。
最後に母親が乗せてドライブに向かう。
その間に新車が納品される。
その人に新車の魂となって話しかけてもらう。
しかし納得できずに泣き始める。
それでも別れを告げて旧車を引き取ってもらった。
・25年間洗っていない愛用のタオル 探偵 田村裕
妻の愛用のタオルは茶色く変色してしかもボロボロ。
それでも捨てない、洗わない。
隣は妻の姉の家で、その隣が母親の家。
家族を集めて会議。
実はタオル愛好家の家族らしく、7人が愛用のタオルを持っていた。
近畿大学に問い合わせると口から雑菌が入る可能性が高い。
衛生上の面からも危ないと聞いて洗うと決意する。
近所のクリーニング店では茶色く変色して汚れは落とせないと
4件ともに断られる。
クリーニング界の駆け込み寺とも言われるハッピーに
最後の希望の託す。
通常なら瞬時に汚れが浮かび上がるが、すぐに取れないので
かなり厳しいと言われる。
それでも白くなり、さくらんぼの模様まで復活。
妻は捨てずに使い続ける。
・亡き父と同じ場所で写真を撮りたい 探偵 たむらけんじ
51歳の依頼者が20歳の時に51歳で亡くなった父親。
その父親と同じ年になり、写真をよく見ると裏に北九州視察の
文字を発見した。
その場所を見つけて同じ場所で写真を撮りたい。
良く似たネクタイ、メガネなどを一式揃えていた。
そこで父の職場だった鈴鹿市役者に連絡するが日曜日で誰も居ない。
北九州を訪れて場所を探す。
桂と見えた文字が柱ではないか?
皿倉山の帆柱ケーブルではないかと情報が集まる。
訪れるが建物は似ていない。
ケーブルカーで山頂に向かうと、その駅舎こそ新しくはなっているが似ている。
そこで記念撮影をする。
旧車との別れは、長男不在の時に納車すればよかったのにね。
愛用のタオル、縫いぐるみを持つ人も存在するのは分かるが
母親が汚れたらこっそりと洗濯すべきだった。
正直、偏執狂の要素がありそうで怖い。
最後の同じ場所を探すのは、他にも写真が4,5枚あったので、そちらも
確認して欲しかった。
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