キノの旅 -The beautiful World- BS11(10/20)#03

第3話　迷惑な国

移動する巨大な円柱を発見。

あれは国？

親指を立てるしかアイデアが浮かばない。

内部より入国審査官兼警官兼案内人が現れて対応してくれる。

観光と癒やしで5日から10日の滞在を希望します。

それではと許可されて案内される。

この国は蒸気で動力炉を動かしています。

移動しないとエネルギーが余ってしまいます。

国民は変わる景観を楽しみたい、国民が旅を好んでいる。

以上の理由で常に移動しています。

久しぶりのベッドで嬉しいキノ。

壁面に幼年クラスの子供たちが壁画を描いている。

最上部は日差しが直接当たる絶好のポイントでもあった。

農園を観光するところで緊急警報。

進行方向に他国が存在していた。

高い城壁で国を囲っていた。

案内人は急遽、外交官の仕事を始めるので同行する。

国内を横切らせて欲しいだけです。

許可されず攻撃されるが、びくともしない。

他国内の農村部を通過すれば人家への影響も少ない。

城壁は高出力レーザーで切断される。

無事に通過を始めるがミサイル攻撃が止まない。

子供たちの壁画を狙っているので教育委員会からクレームが届く。

相手の照準器だけを壊せれば良いが、レーザーは高出力で

　測量兵まで傷つけてしまう。

キノが狙撃で照準器だけを壊す。

子供たちも壁画が守られて大喜び。

謝罪と損害賠償を要求する。

悪いですが、応じ兼ねます。

国と国では某ら他国に迷惑をかけているものです。

この国の技術力では他国を制圧するのも容易でしょう。

私たちは旅を続けたいだけなのです。

キノにとっては双方の国が迷惑を掛けていてイーブンだった。

城壁の国は通行税が高額で流通や旅を妨げていた。

なのでキノにとっては通過できて幸せだった。

---次回　「船の国」---

今回は一風変わったエピソード。

蒸気機関で動く巨大な国。

確かに動力炉を止めると、再起動には数日を要するので止めるのは無理でしょう。

余ったエネルギーを他に利用できれば良かったのにねえ。
　

それで移動し続ける国と城壁で高額な通行料を求める国との顛末でした。

土地を勝手に城壁で覆って通行料を求めるのも問題ですよね。

観光や保養目的ならただで通過させるべきですから。
それに街道を通過するだけで入国しない、隣の国に行くのにも通行料を
　求められたら迷惑な国ですよね。
城塞の国のほうが、キノにとっては迷惑な国でした。

　
それにしても宿泊施設は二人部屋だったらしく、使わないパジャマを

　持ち帰ったキノは旅慣れている。

ミサイルをライフルで迎撃するのは無理がありすぎです。

国同士はお互いに迷惑をかけ合っているのも事実と言える。

前回は尺足らずで説明不足で不思議過ぎたが、今回は面白かった。