このはな綺譚 TokyoMX(10/04)#01新

第一話　さくやこのはな

八百比丘尼に連れられて知り合いの旅館、此花亭で奉公する柚。

八百比丘尼に育てられてきて町も外での暮らしも初めて。

仲居頭の桐、が先ずは棗と皐に洗わせて、連の衣装に着替えさせられる。

桐に連れられて見る外の風景。

此花亭は神の社の次に高い位置にある。

皐が教育係となる、いずれは辞めたいと思っている。

廊下を磨きすぎて転びやすくなってしまった。

風呂帰りのお客さんが転んでしまった。

中居は全員が仲間だからと皐とお詫びに向かう。

大したこともないと許してくれるが気の済まない皐。

それなら薬師なのでと一式を購入したいと申し出る。

そんな皐に金平糖を見せて星を落として欲しいと頼む。

お戯れをと怒りそうになるが、柚が引き受ける。

深夜に石を投げて星を落とそうとする。

流れ星を見つけて落とせましたが山の向こうなのでと告げる柚。

それならお礼にと心のほぐれるお薬ですと金平糖をプレゼントされる。

翌朝、お客さんを見送る、落ちた星が見つかるかもしれない。

行ってみなけりゃ分からない。

中居は4人ではなく5人だった。

頑張る柚に皐から櫻とのペアを伝える桐。

桐は自由奔放でゴーイングマイウェイ。

皐の言葉、分からなければ真似してろ、で櫻の後を追う。

藪を抜けると桜が満開な場所に出る。

そこでまんじゅうを食べて休憩する櫻。

仕事に戻らなきゃと慌てる柚に、大丈夫と時間を教える櫻。

櫻と一緒に働くと余裕がなかった自分に気づけた。

皐と相部屋になった柚。

友達と一緒に眠るのも初めてで緊張しているが嬉しい。

寝付きの良い柚だった。

---次回　「春の旅路」---

狐っ娘の旅館物語？

見た目では、おとめ妖怪ざくろ、千と千尋の神隠し、を思わせた。

うらら迷路帳的な雰囲気もあるが、あちらは人の世界で

　上下関係でなく並列な友人関係。

まあ、色々と既視感のある世界観。

公式サイトを見るとこの世とあの世の狭間らしいが、

　それらの世界観は次回以降で語られるのでしょう。

なので逸話の多い八百比丘尼が関係しているようですね。

そうなるとお客さんも特殊な事情がありそう。

櫻と仕事をするエピソードはもう少し柚が一生懸命で

　切羽詰まった描き方が必要だったと思う。

そこでゆとりと余裕を感じるエピソードが望ましかった。

女将の演技は、中の人の通常どおりのワンパターン演技で

　丁寧すぎると思う。

もう少し蓮っ葉でべらんめえ的な演技をして欲しかった。

此の人の演技はいつも同じですぐに分かってしまう。

そうなると、キャラの個性が薄れて中の人が前面に立ってしまう。

原作は6巻なので、こんな感じのゆったりとした作りで

　ちょうど全話を使い切ることでギリギリですね。