3月のライオン Eテレ(11/04)#26

第26話

　Chapter.52　てんとう虫の木②

　上履きと来客スリッパで帰ったひなた。

　玄関で泣き出すひなたをすかさず抱きしめる姉。

　零にもイジメだと分かる。

　中3のクラスでは出席順に3人で班分けを行った。

　小学校から友達の佐倉ちほが2人にイジメられる。

　ひなたは友達なので一緒にお弁当を食べたりと仲良くする。

　家庭科の課題のパジャマを6人分も押し付けられていた。

　先生に相談しようと話すがイジメが激しくなると怯えてしまう。

　遂には靴やカバンをトイレに捨てられた。

　学校を休みがちになってしまう。

　担任の先生の相談するが勘違い、イジメはないと言われてしまう。

　クラスメイトも見て見ぬふり。

　遂に佐倉ちほは転校する。

　体育の授業で転校した佐倉をあざ笑う加害者。

　怒ったひなたが取っ組み合いの喧嘩をする。

　そして靴を隠されてしまった。

　ちほは転校先でもイジメられないか不安だった。

　私は何もしてあげられなかったと泣く。

　モモも泣き出したので外へ走り出す。

　零が追いかける。

　明日からクラスメイトが言ったとおり一人ぼっちで怖い。

　泣きながらも、私は間違っていないと絶叫する。

　ありがとう、君は僕の恩人だ。

　一生かかっても恩を返すよ。

Chapter.53　てんとう虫の木③

　零は学校帰りのひなたに、図書館を案内してもらう。

　児童コーナーの椅子が小さいことに気付く、ちほと遊んだ思い出の場所でもあった。

　ひなたには和菓子の本を持ってきた。

　零は植物図鑑と昆虫図鑑を持ってきた。

　てんとう虫の木は、ナワシログミ、2つ星てんとうは、ナミテントウムシだと知る。

　てんとう虫は天道虫とも書く。

Chapter.54　想い

　公園で見つけたてんとう虫をひなたの手に移す。

　指先から空に向かって飛翔する。

　てんとう虫を見ながら泣き出すひなた。

　考えるんだ、どうしたら良い？

　帰ると2人が出迎えてくれた。

　祖父が話を聞いて待っていた。

　良くやった、凄い勇気だ。

　お前は自慢の孫だ、何一つ間違ってなどいない、胸を張れ。

　夕食はひなたの好物ばかりだった。

　零は何が出来るか考えていた。

---次回　「」---

ひなたのイジメの原因が明らかになる。

幼馴染が虐められて助けようとしたら逆に虐められた。

中3は高校受験もあってゴタゴタには巻き込まれたくない。

確かに、良い時期ではない。

でも担任の対応が酷い。

面倒事はごめん、手間が増えるだけで、給料は増えない。

佐倉ちほの母親は証拠のパジャマを持って直談判出来なかったのだろうか。

体育の先生はイジメに気付くかと思ったが、事なかれ主義だったようです。

こんな時こそ、政治家を使って教育委員会を利用すべきかも。

祖父は学校に殴り込み行くのかと思ったが、そんな対応はしなかった。

校長先生を知っていても不思議でもなさそうですが・・・。

それにしても弱気になりそうでも、踏ん張るひなたはメンタルが強い。

　
零は何が出来るのでしょうね。
ひなたは担任の先生の授業をボイコットする知恵があれば・・・。

でも老齢で狡賢いような描き方が上手い設定だと思う。

3月のライオン Eテレ (10/28)#25

第25話

　Chapter.　50　六月

隈倉9段の靴のサイズは29.5cm、これならホテルの壁も

　穴が開くと感心する三角と松本。

新人戦は26才如何で5段までの若手の42名で争う大会。

零も二海堂も初戦を突破、残りを3回勝てばお互いに決勝戦で会える。

なんとしてもライバルとして戦いたい二海堂。

そしてプロジェクトXやトップランナーで出場して、あの時のあの一戦がと

　取り上げられるのが夢らしい。

有本九段は、何もかもが懐かしいらしい。

零は新人戦なんていつでも獲れるとか思っているだろうと話す二海堂。

年齢は大丈夫だけど六段になったら、他のタイトル取ろうとか考えてないか？

ちょっと図星で恥ずかしい。

三日月堂の新作お菓子、副福だるまは好評で名物になった。

そこで再び孫達の知恵で夏の新作和菓子を考えて欲しい。

モモはアヒルが浮かんでいると良い。

でも移動で寒天の池から落ちてしまいそう。

じゃあ池の中に沈めるとしたら？

モモの答えはサンダル、以前に落としてしまったらしい。

ひなの様子がおかしい、元気がない、晩御飯も少し残していた。

学校で何か有ったのかしらと気になるあかり。

Chapter.　51　てんとう虫の木①

フジモリパンのたまごサンドは、あかりのお勧め、確かに美味い。

ひなたのお勧めは揚げたてのドーナッツ。

対局まで時間があるので公園でランチ。

10時からの対局は何度か対戦している早指しが得意な相手。

藤井システム。

小学校で見かけた、てんとう虫の木を発見する。

この木にしか卵を産まない。

長野から東京に引き取られた零は、本当に一人になった。

学校ではイジメられるので目立たないように過ごしていた。

休憩時間は本を読んでいるフリ、ランチは中庭の花壇の影で食べる。

幸田の家でも優しい母の手伝いをした。

しかし、義理の兄弟、香子と弟は家事の手伝いを全て零に押し付けた。

真実を知る母親は零の手伝いを悲しそうな笑顔で見守っていた。

香子と弟は零を受け入れず、爪弾きにした。

それからは嫌なことを考えないようにと将棋に没頭した。

詰将棋の本を全て読破して、54年分の全公式戦の棋譜を読んだ。

父に連れられて将棋の大会や練習試合に明け暮れた。

あかりから夕飯のお誘いメールが届く。

フジモリパンの揚げたてドーナッツを持参する。

ひなたの帰りが遅い。

ようやく帰ったひなたは、泣きながら上履きと来客用のスリッパで帰ってきた。

---次回　「」---

EDカードがまさかの米津玄師さん。

1期の後半のED曲の作詞作曲歌唱。

前半は新人戦が始まって二海堂は是非とも零と対戦したい。

プロジェクトXやトップランナーは、同じ局なので隠さずに

　実名で使えます。

そして新作和菓子を考えよう、サンダルが水中に沈む

　和菓子は斬新的で案外ネタでヒットするかも。

後半は色々と辛いエピソード。

プロ棋士になるまでの零は不幸の盛り合わせで辛い。

目立たないように木陰でお昼を食べていたので、てんとう虫が

　卵を産み付ける木も知っていた。

偉いと言う前に悲しすぎる。

そんな零の悲しい過去が終わったと思ったら、ひなたが

　泣きながら帰ってきた。

こちらは色々と悩んでいた様子ですが、現在進行系のイジメだけに

　視聴が厳しい。

放送直前特番で、ひなたの帰宅映像は見ていましたが、遂に来た感じです。

3月のライオン Eテレ (10/21)#24

第24話

Chapter. 48　混沌

将棋会館で名人戦を観戦しに来た零は二階堂と鉢合わせ。

新人戦でも対決できないと文句を言い放し。

折角プロになったのに、これならデパートの屋上の子供将棋のほうがマシ。

隈倉九段と宗谷名人の対決は一進一退で良い勝負。

ベテランの柳原棋匠にもどちらが優勢かは分からない。

三角、松本や他の若手も集まって指し手を研究している。

零と二階堂が煩いので放り出せ。

そこから最近精彩を欠いた島田の陰口を言い始める。

後藤もやって来て陰口を一括する。

リングにも上がったことの無い奴が何を言っている。

タイトル挑戦で失敗したものは暫く調子を落とすのは普通。

自問自答して自分を全否定して再構築するのだから。

柳原が諭すように説明するが後藤に恐れて席を立つ若手。

リングに上がらず野次を飛ばすやつが嫌いなだけです。

零には後藤に対しては特別な思い入れがあった。

義姉の香子を取り戻そうと喧嘩をふっかけたのだった。

お前は何様、神なのか？全てを決められるのか？

言い返せなかった。

メールで呼び出される後藤。

あんまり倖田を泣かせてくれるなよ。

この将棋は一言で言うなら混沌だな。

Chapter. 49　隈倉

第九局目の最終決戦となった名人戦。

宗谷の連続11期の防衛となるのか？

4期連続で挑戦する隈倉が初獲得するのか？

宗谷の一手が判断に困る謎の指し手だった。

相手に攻めを譲る手？

柳原棋匠だけが気づく。

隈倉が突然負けましたと投了する。

現場も将棋会館も全員が唖然となる、狐につままれた状態から

　即座に対応して騒然となる。

柳原は17手で詰んでいる。

零と二階堂が指すと確かに逃げようのない状況だった。

でも誰も気づかなかった。

インタビューに修練が足りなかっただけと平然と対応する隈倉。

香子は化粧水や保湿クリームを買ってきて後藤に手渡す。

中央病院に向かう、売り場ではくしゃみが出て止まらないの買えないらしい。

妻の美砂子を見舞う。

帰るとクリーニングを受け取って待っていた香子。

早く帰れと告げる、中に入れると俺を襲うもん。

タクシーで帰るが、その前にクリーニングを取り入れたら？

その隙をついて部屋に上がり込む。

帰れと言っても帰らない香子にじゃあ、一緒にと招きこんで

　両手を縛って大人しくさせる。

そのまま寝入る後藤の目の下には深いシワがあった。

暫く眠れていなかったのだ。

これじゃあ怒れないじゃないの。

　
翌朝一番の特急で帰った隈倉。

ホテルの壁がボコボコに穴が空いていた。

悔しくないわけがなかった。

罰として炎天下の屋上の営業を入れてやる。

---次回　「」---

宗谷名人と挑戦者隈倉の名人戦。

誰もが気づかない手で詰ます。

それほど常識外の指し手と詰め方だったのでしょう。

盤面上の形勢が関係のない一気の詰め。

それ程に計り知れない実力の持ち主ということを描きたかったのでしょう。

後藤と香子の関係はドロドロしたものではなく、香子の

　一方的な愛と献身なのかもしれない。

少なくとも後藤は入院中の妻を今も愛している様子。

香子は零との関係作りを失敗しての当て付けの感じもある。

歪んだ零への愛情の裏返しかな？

4期連続で敗退、挑戦失敗の隈倉九段。

今期は最終戦まで肉薄しただけに悔しさは半端ない。
あと一歩まで追い詰めたと思ったら実力差がとんでもなくあったようにも感じる。

殴って蹴ってと無茶苦茶に溜まった悔しさを吐き出したら

　壁に穴が開いたのでした。

これは仕方ないでしょうね、手頃な捌け口が土壁しか無かったのでした。

3月のライオン Eテレ (10/14)#23新

第23話

　Chapter.46　西陽

零は放課後を将棋・理科部、将科部で過ごす。

野口先輩と大田と将棋を指す。

林田先生はネット対戦で苦戦していた。

勉強はしているが対抗策に対抗策で返されてキリがない。

まずは慣れることが大事と数をこなすことを勧める零。

将棋は勝っても強い人が現れる。

準備をして勝っても次に負けると悔しさが倍増する。

胃が痛くなって苦しくなる。

勝った時だけ苦しまない。

将棋は楽しいの？

素朴な疑問に答えられない、プロ棋士の零。

夕方からは名人戦の放送を見る。

初戦は隈倉九段が勝利して宗谷名人との第2戦目。

二人はお互いに本気で殴り合いが出来る。

途中で脳の栄養補給が見られる。

隈倉九段はショートケーキを3つ一気食い。

宗谷名人は紅茶に角砂糖を大量に投入してレモンを3枚浮かべて飲む。

角砂糖に見えるが実はブドウ糖だった。

脳は大量にブドウ糖を消費する器官。

Chapter. 47　ラムネ

放送が終わって野口先輩がラムネ作りを提案する。

ラムネはブドウ糖とデンプンで出来ています。

片栗粉に水とブドウ糖を加えて練る。

酸味のクエン酸を少量加えて後味がスッキリとなる、乾かせば出来上がり。

今度は重曹を加えて作りましょう。

炭酸の爽快感が得られます。

零が自分で作ってみる、初めて高校が楽しく感じる。

嬉しくて涙が出そうになった。

余ったラムネは持ち帰ってモモとひなたにプレゼント。

学校でラムネを作ったことも話したい。

---次回　「」---

2期の始まりは学校のクラブ活動から。

そして名人戦を観戦する、脳の栄養補給に対局者には独自の

　方法があった。

ショートケーキを食べる挑戦者にブドウ糖を紅茶に入れる名人。

その流れでラムネ作り。

その実作業が思いのほか楽しく、初めて学校を楽しいと思えた零。

川本家の他にも居場所が出来ましたね。

全ては林田先生のおかげですね。

将棋好きな元担任で良かった。

それでも最後は川本家へ訪れる。

静かで穏やかなエピソード。

零が苦しくても勝負に生きる、職業としての棋士の生活が

　来週から描かれるのでしょう。

将棋は楽しいかと問われて答えられない零。

職業となった将棋は楽しい以上に苦しいのでした。

3月のライオン Eテレ (3/18)#22終

第22話
Chapter. 45　新学期

2年生に進級した零のクラスの担任は林田先生ではない。
将棋でダブったオタク？と言われてしまう。

C1は34名、10局対戦して成績上位の2名だけがランクアップできる。
人数が多いのでA,Bブロックに分割される。
二海堂とは別のブロックになった。
当然の如くクラスメイトと仲良くなれるわけもなく、1人で居る。
そんな零を見かけると林田先生が駆けつけてきてくれた。
いつものように屋上に続く階段でランチを一緒に食べてくれる。
後2年、我慢すれば良いだけ。
でも、それで逃げていないと言えるのだろうか？

将棋部を作ろう、俺が顧問になる。
これでプロの指導がタダで受けられる。
アマ4段から中々上がれない、目の上のたんこぶが居るらしい。
4人の部員が集まらないで途方に暮れる2人。
部員確保に放課後理科部に向かう。
部長の野口は1年生の時から先輩に見えたが今は、部員4名で
　存続の危機だった。
それならばと、放課後将棋科学部が結成された。

スピンオフ　ファイター

零は小さい頃から隣が空席だった。
小学校の遠足でも隣の席を嫌がられた。
目的地について自由行動のランチタイムでも1人。
目立たない場所で1人で食べる。
目立つと、零のボッチが議題にされてしまう。
永遠に結論の出ない議題に。
義父の詰将棋の本からコピーしてきた117手詰の将棋問題。
85手詰を解いたときは褒めてくれた。
義父は19歳でプロになった。
蟻が飴を運ぶ姿に感動しながらも帰りの時間。
隣の席は始めから誰も居ません。
そう言った自分が寂しい。

でも将棋の対戦では一人じゃない。
絶対に相手がいる、切符のようなもの。
一人じゃない、居場所がある。
将棋を続ければ同じ目的の光に向かう者が集まってくる。
控室では二海堂たちと次の一手を話し合える零は1人じゃなかった。

EDカードが萩尾望都さん。
なんと豪華なメンバーでしょう。

---最終回---

高校2年生に進級した零。
林田先生は別のクラス担任でもう一緒にはお昼を食べられない。
面倒を見ることも出来ない。
そんな林田先生の妙手、零を将棋部の部員にすること。
都合よく部員が集まることもなく、放課後理科部の
　野口部長を勧誘に行くと4人で存続の危機。
そこで合体させて初めての部活動を行う零でした。

どこまでも面倒見の良い林田先生でした。
倖田家以外では、良い人に巡り会えている零。
川本家と林田先生には足を向けて眠れないでしょうね。
零と対局のコミュニケーション能力の高い二海堂、
　彼の存在も大きいですね。

10月から2期が始まるようです。

3月のライオン Eテレ (3/11)#21

第21話
Chapter. 43 桜の花の咲く頃

散り始めた桜の樹の下で、おにぎりを食べる
　川本3姉妹。
零は山形で人間将棋の仕事に出かけた。
天童駅は大雨だった。
島田八段は雨男。

二海堂5段と横溝7段の対戦。
駒役も全員が鎧甲冑姿で対戦する。
人間将棋は全部の駒を動かすのが暗黙のルール。
それに従って手を崩してしまう横溝7段、二海堂の勝利。

次は100面指し、島田八段、二海堂5段、横溝7段と会長。
島田の作った塩野将棋クラブの老人は強いので2時間では終わらない。
昨年は辻井がギタギタにされたらしい。
山形ジャーナルの泉田が零に話しかける。
島田8段の実家は雪深い場所で独居老人が多い。
それで塩野クラブを作って週2回、送迎バスで公民館に集まる。
将棋を指す者、保存食を作る者など様々な活動をする。
帰りに頼んでおいた日用品が買い出しされていて持ち帰る。
保存食は道の駅で販売する手配まで島田8段がお世話した。
取材を続けて泉田は島田8段に惚れ込んでしまった。

ここに来て笑顔の島田8段を見られて安心した。
泉田の話も聞けて良かったと思う零だった。
帰りに特産品のお土産をたくさん持たされる。
何も変わらん、焦るな開。
名人になろうと郷里の期待に焦っていた。
今年も1から頑張りますかと吹っ切れた様子で帰る。

Chapter. 44　小さなつぶやき

夏に向けて新作和菓子を開発したい祖父。
日持ちする焼き菓子は三日月焼きと被るので生菓子はどうかなと
　提案するひなた、例えばいちご大福とか。
そこで大福の中に入れて嬉しい食材は何？
りんごとか、生クリームとか、今時はあんみつにも生クリームが乗ってるから。
あんみつと言えば、甘味屋トラップ。
ついつい色んなトッピングを頼んで最後には全部乗せで1,610円も
　払って後悔するあかりとひなただった。
再度、場所を変えて中に入れたい品をリストアップするひなた。
あんこ、生クリーム、ずんだ、栗、りんご、さつまいも・・・。
祖父は生クリームには抵抗があった、洋菓子のイメージだった。
突然閃く、福福だるまを完成させる。
二つの大福には別々の餡が入っている、それを重ねてダルマに仕立てる。
季節で中の餡を変えても良い。
三日月焼きは母親のアイデアで、完成させたのは祖父。
でも形や名前は母親が決めた。
ひなたの母親は和菓子が好きで良く、新作を考えていた。

そうだと思いついて、零に電話すると玄関先に居た。
島田8段に山形土産のお裾分けを届けに来た。
夕飯、一緒に食べませんか？
あかりはおかずが貰えて大喜びだった。
ひなたは将来、和菓子を作る人になって祖父と一緒に
　お店で働きたいと思うのだった。

---最終回　「」---

獅子王戦で4連敗して落ち込む島田8段。
慰める意味なのか、恒例の人間将棋が開催される。
地元ではようやく笑顔を取り戻す島田8段でした。
こんな負けた島田が再び立ち上がるエピソードを丁寧に
　描くのは良いですね。
その分、零は脇役ですが。
なぜだろう、二海堂の武将姿が妙に似合っている。

次は川本家のエピソード。
ひなたが新作和菓子に協力するエピソード。
実は母親譲りで和菓子が好き、新作を考えるもの好き。
将来は和菓子職人になろうと考えるのでした。
なんとも、ひなたらしくて微笑ましいエピソードでした。
対局が続いていたので、骨休めなエピソードでした。
アバンのおにぎりを桜の木の下で食べる川本3姉妹の絵も
　癒やされましたね。
次回が最終回ですが、もっと見たいと思う。
某国営放送なので2期も原作があれば放送されると信じてます。

3月のライオン Eテレ (3/04)#20

第20話
Chapter. 41　京都②

5年前に別れた恋人と故郷に戻って暮らす夢を見た島田八段。
プロ棋士として頂点を目指す生活のどちらが悪夢か分からない。
目覚めた朝から胃痛に悩まされていた。

獅子王戦第4局2日目、7三桂を打った島田の次の
　宗谷名人の手が封じ手となっていた。
控室では4タテの噂で持ちきりだった。
初日の島田の攻めは悪くないと感じていた零。
二海堂が事情を聞きつけて連絡してきた。
どうして連絡してくれなかったんだ。
リムジンで京都まで送り届けたのに。
最後まで兄者の側でお世話をして欲しいと頼まれる。
以前に近所の小学校の校庭にヘリで駆けつけた二海堂。
それ以来、大事になって目立つのが嫌なので連絡しないのだった。

正立会人の辻井がインフルエンザだと発覚して隔離される。
どうしてもTVに移りたかったので黙っていた。
スミスが副から正立会人に昇格する。
封じ手の開封が仕事になる。
対局で封じ手を経験する前に他人の封じ手を開封する羽目になって
　悲しいスミス、3三銀打つ。
零は大盤解説を藤本雷童棋竜と行うことになる。
零を史上5人目の中学生プロ棋士と紹介する。
C１が長すぎる、俺は高校デビューだが同じ年のときはB2だった。
A級は変な人ばかり、胃痛だけで戦える島田八段を尊敬します。

Chapter. 42　京都③

対局中も胃痛に悩まされていた島田八段。
早めに仕掛ける島田八段。
その攻めを3一飛車と歩の2枚で止めた宗谷。
今度は宗谷の攻めが始まる。
ここまでだと、控室に向かう藤本。
まだ終わってません、島田八段の駒は死んでません。
7九角を打って追いかける零。

控室に到着すると、島田八段が投了していた。
圧倒的な大差だっただろう？
感想戦で7九角を気づかなかったよと宗谷。
これなら逆に詰んでいたかも。
君は僕を信用しすぎだよ。

その夜に京都を発って移動する。
島田八段は疲弊しきって眠っていた。
それ程までにギリギリの戦いをするのがプロだった。

---次回　「」---

肉体も酷使してギリギリまで戦うプロの対局戦。
島田八段の願いも思いも通じなかった。
でも決して届かないわけでもない。
今や全タイトルを総なめ状態なので、周囲が、対局者が
　彼を買い被り過ぎているのかもしれない。
最後の7九角打ちは起死回生の一手だったらしい。
その手を気づいていた零。
やはり何か才を持つ感覚派なのでしょう。
悲壮感が似合う島田八段のキャラですね。

EDカードは原哲夫さん。
将に、原哲夫さんな作画です、藤本かな。
一応は駒を持ってますが、拳法家のポーズにも見える。

3月のライオン Eテレ (2/25)#19

第19話
Chapter. 39　夜を往く

山形の雪深い村で育った島田八段。
老人が多く野球やサッカーはチームが作れなかった。
そんな村では本やゲームで遊んでいたが、ある日爺様に将棋を教わった。
将棋は終わりがなくのめり込んだ。
小2で近所の大人たちを全員負かし、小3ではバスに乗って
　市内の道場に通った。
そこでも勝ち上がって紹介されて大内門下生となった。
東京の奨励会に通うようになり月2回の旅費を稼ぐため
　モモやリンゴをもいだり、稲刈り、牛の世話もした。
三段リーグは鬼の住処、一時停滞した。
でも年寄りの期待が高く辞めることはできなかった。

島田八段に呼ばれた春休みの零。
胃痛持ちの父親だったので、柔らかいうどんを調理する。
それなら食べられるでしょう。
倖田は胃痛持ちではない、実父のことだと知る。

5日後に第4局の対戦があるので体を休めて下さい。
封じ手を行ったが4六角を見落としていたことに気づくと
　もう寝ていられなかった。
帰りたいが対局を望まれる、居飛車で指すから振り飛車で頼むな。
僕だけが勉強になっていませんか？
零が言った7四銀を気落ち悪い、宗谷も控室で言ったそうだ。
視点というか攻守の切り替えと言うか、何かが似ている気がするんだ。
宗谷名人って、どんな人ですか？
タイトルを総舐めなので、挑戦者意外が対局できることがない。
鳥に似ている、鷺とか鶴とか。
ウサギと亀のウサギの上のイメージ。
ウサギはサボるが宗谷はサボらない、過信しない。
だから差は縮まらない。
でも俺が努力しないわけにはいかない。
また胃痛で苦しむ島田、10代からの長い付き合いで薬もたくさん持っている。
故郷の駅には名人を輩出すると段幕が下げられている。
B級以上の棋士は俺だけなんだ、煤けさすわけにはいかないんだ。

Chapter. 40　京都

結局帰れず、心配なので京都まで同行してきた。
無様な姿は晒せない。
京都第2ホテルに到着する。
会長が出迎える、前夜祭まで寝てろ。
お世話をする零は母みたい、ありがとう。

宗谷も未だ到着していなかった。
銀閣寺の側で祖母と二人暮らし、迎えに行く会長。
前夜祭まで暇な零、中学の修学旅行以来の京都。
お土産を買って帰ればひなちゃんたちは喜ぶかな。
中学時代を思い出すとぼっちだった。

前夜祭、無理矢理にでも出席する島田八段、これも仕事。
後は任せろと宗谷獅子王が声を掛けたので抜け出す。
皆が宗谷を見に来ているから大丈夫。
スミスが副立会人で泊まっているから、泊めてもらえ。
零の面倒を考えてくれる良い人の島田。
でも今は他人の心配をしている場合じゃない。
スミスはイチゴの世話を頼んできた相手から連絡。
自分よりも懐いていると聞いて複雑な気持ちで飲みに行く。

第4局が始まる。

---次回　「」---

3連敗でストレート負けの可能性も出てきた島田八段。
持病の胃痛が再発して苦しんでいた。
それでも休んでいられない。
故郷の期待を背負いすぎている。
零が宗谷と似ているから参考になると対局を希望する。
この辺りは感覚なので、発言が似ているだけでなく、
　何かが似ていると言う島田。
同い年でふさふさツヤツヤの宗谷には嫉妬気味でした。
所謂、カド番なだけに辛い状況。
勝つしか他に方法がない。
苦しく厳しい状況ですね。

3月のライオン Eテレ (2/18)#18

第18話
Chapter. 37　奔流

掃除当番が終わって駆けつけた零。
島田が負けた過去の棋譜を振り返っていた。
二海堂と重田は互いに自分の指し手が正しいと言い合っていた。
止まらないので45手詰だと棋譜を見せると子供と同じで静になる。
零は、この局面は悪いので、こうなる前から考えるべきだと言う。
何処が悪いと問うと、気持ち悪い。
もっと具体的に言語化してくれ。
今までは1人で研究していたのなら、それでも良いが、他人には伝わらない。
この7四銀が残っていると気持ち悪い。
二海堂と重田は、その盤面ならどうとでもなると気にしない。
零の言葉、気持ち悪いが気になった島田。
明日も一人で来て欲しいと告げる。

寝落ちして疲れている島田八段。
次に負けるとカド番になる、ストレート負けは・・・。
2番勝てば故郷に帰れるなんて言ってる場合じゃなかった。
故郷の山形は山と川と田んぼだけの何も無いところ。
田んぼが減反で無くなって人も家も学校も何も無くなる。

2人で昨日の対戦の棋譜をなぞり始める。
島田の凄まじい圧力を感じる。
帰った零は風呂場で値落ちした。
A級棋士の思考を長時間まともに受け続けたからだった。
僕から奪えるものがあると思ったからだった。
お互いにプロ、メリットを感じるから研究会を開いている。
零も島田には聞きたいことがあった。
獅子王戦、3局めは徳島で開催される。

Chapter. 38　経る時

零はギリギリセーフで進級できた。
この1年は何も変わらなかった。
進級できたのは先生のおかげです、ありがとうございました。
何も成果がなかったなんて言うなよ。
お前は働いて学校に通って家事もこなした。
俺が17歳の頃は何もせず考えてもいなかった。
お前は頑張ったよ、俺は見ていた。
褒められると泣いてしまう零だった。

獅子王戦2日目は島田が苦しんでいた。
ひなたがモモと部屋を訪れた。
重箱を受け取りにやって来た。
何を出せば良いのか悩む、香子は欲しいものを口にするので
　ある意味、悩まなくていいので扱いやすい。
お稲荷さん、美味しかったよ、かろうじて残った2個だけ食べられた。

意を決したひなたが零に尋ねる、あの人は誰？
喧嘩してたみたい、一方的にやられてたけれど。
魔女なの？
魔女じゃないよ、姉さんだよ。
兄弟だから喧嘩もするよ。
そう聞いてモモは元気になる。

安心して元気になって帰ったひなた。
姉だと聞いて、それだからこそ拙いのよと思うあかりだった。
2人の様子には兄弟の匂いはしなかった。
だから、家を出たのねと理解する。

島田八段が投了した。

---次回　「」---

前半は島田八段と2人での研究会。
A級棋士の本気の凄さを肌で感じて圧倒された零でした。
お互いにメリットを感じて研究会を開く。
奪えるものは奪い、利用できるものは利用する。
慰め合ったり、与えてもらうだけは有り得ないプロの世界。
零の気持ち悪い発言に何かを感じた島田でしたね。
零は感覚派なのだろうか。

後半は進級できたのは林田先生のお陰。
目に見える成果はなかったが、進級が唯一の成果。
1人で全てをこなした零を褒める林田先生でした。
零は父、母、息子の3役をこなしたのですよね。
そして香子のことを尋ねに訪れたひなた。
姉と聞いて安心するひなたとモモ。
姉だからこそ拙い、危険と理解する大人のあかりでした。
家を出た原因だとまで気づくあかり、伊達に銀座に勤めていない、でしょうか。

エンドカードが蒼樹うめさん、豪華です。
前回は末次由紀さんだったのですね。

3月のライオン Eテレ (2/12)#17

第17話
Chapter. 34　銀の糸

獅子王戦の前夜祭に参加する零と二海堂。
島田八段を気遣う二海堂、それに雰囲気に慣れておいたほうが良い。
俺達がタイトルを争うときのために。
島田を気遣い将来を見据える二海堂が自分よりも大人に思えた。

義父に話しかけられる、トーナメント戦の費用を振り込んでいた。
自分のために使っていいんだぞ。
成人するまでは預かっておくよ。
香子が零の部屋を訪れていると思っていた、何も言えなかった。
庭で一息ついていると隣に宗谷名人が立っていた。
気配を感じなかった、音が消えると感じた。
15歳の中学生でプロになり21歳の最年少で名人獲得。
史上初の7冠奪取、十数年守り続けている。
林田先生は同じ年なのに姿が変わらないと言う。
悪魔が居るとしたら、あんな顔をしているのではないかと言われていた。

Chapter.　35　水面

前夜祭会場に連れて行かれると音が消えて人並みが
　2つに割れた。
2つ勝てば島田の故郷である山形で開催されるのが楽しみだった。
7番勝負の初戦は116手目で島田八段が投了した。
香子が零を呼び出した、父に何を言ったの？
メールで伝えたこと以上は何も言っていない。
カード止められて散々問い詰められた。

モモが零の足にしがみついた。
ひな祭りのお稲荷さんを届けに3人がやって来たのだった。
あら、手強そうな娘ね。
お稲荷さんは3人で食べましょうね。

誰？
また他人の家に上がり込んで滅茶苦茶にするの？
嫌らしい。
ひなたは引き返して零にお稲荷さんが入った重箱を手渡す。
香子を睨みつけて負けない鼻息で踵を返す。
なに、あんな奴、ムカつく。
ひなたを宥めながらもあかりも少しムカついていた、少しだけよ。

Chapter. 36　青い夜の底

香子は部屋でお稲荷さんを食べていた。
味付けが異なるので、いくらでも食べられる。
ブロッコリーと筑前煮も入れられていた。
私は家庭的よ的なアピールなの。
散々、料理にケチを付けながらも平らげた。
もう動けないので泊まっていく。
結局はラーメンを食べる零。
父親に電話して零に代わって信用してもらう。
香子はあかりを人妻でモモを娘だと思い込んでいた。
あかりさんと姉さんは年があまり変わらないかも。
どちらが好みなの？まさか幼児？この変態。
父親は正式に挨拶したいので彼氏を紹介しろと言う。
20歳以上も年上で妻帯者でかつての弟弟子を紹介できるわけがない。
どうして選んだのか分からない。
どうしよう、私、怖い。

兄弟にも他人にもなりきれなかった。
帰る香子を見送るがまたねと言われて返事は思いとどまった。

掃除当番が終わって島田八段の研究会に駆けつけた。
二階堂は来季はC1に昇格が決まった。
島田八段も髪の毛一本でA級残留が決定したらしい。
零は18歳になり、春からは高2になる。

---次回　「」---

ひなたは念願のお稲荷さんを零に手渡す事が出来ました。
でも香子に食べられてしまいました。
お腹が空いていたのと、家庭の味が美味しかったのでしょうね。
散々文句を言いながら食べる香子が可愛かった。
モモには魔女と言われて気にしてました。
あかりさんも一目で手強そうな娘と見抜きました。
銀座のクラブで働く目は確かですね。
零は香子と兄弟にも他人にもなれなかった。
つまり裏を返せば想い人なのでしょうね。
ひなたは女の直感でライバル視してましたね。

香子の闇というか思いは複雑で既に自分でもどうしようもない状況ですね。
零が助けるしか無いようですね。
後藤に勝って奪い取るしかないのかな。

あかりが人妻でモモが娘、そう見えても不思議はないかも。