異国迷路のクロワーゼ チバテレ(9/18)#12End
第12話 最終回 屋根の上の猫
クロードとお出かけする湯音。
オスカーは久しぶりにすき焼きが食べたいと言う。
途中で逸れたと思うと、猫を抱いている湯音に人が
集まっていた。
チーズ屋さんで猫とネズミの看板は父のジャン作成。
看板の猫とは違う飼い猫、首に鈴をつけていて
有ったら帰って来るように伝えてくれ。
長崎の猫は尻尾が円いと湯音。
ん?どんな種類?
何かお手伝いできることはありますか?
手袋を持つと不機嫌になるクロード。
湯音にちゃんと話したらどうだ?
何も分からず怒られる湯音の気持ちになってみろ。
小さい手袋は父ジャンの遺品だった。
鈴の音が聞こえて店の外に出かける湯音。
クロードも気になって湯音を探すが見当たらない。
お前、又苛めたんだろうとアラン。
アリスを見かけて湯音の事を尋ねるクロード。
逆に何をしたのと責められる。
家出と湯音を探すアリス。
家に戻ってカミーユにも湯音が訪ねてきたら連絡してねと
言い残して自身も湯音を探す。
皆が湯音を探してくれる。
屋根を歩く湯音を発見したクロード。
鈴の音の事を話すと、あれは嘘だ。
チーズ屋の猫は10年前に鈴を付けたら飛び出して
行って帰って来ない。
自分一人だけ何も出来ないのが辛いと話す。
俺の手が何も掴めなかったのを知らないんだ。
何も出来ないのは皆、同じだ。
湯音を屋根に引き上げて一安心のクロード。
手袋のことを謝る湯音。
クロードが手袋に笑いかけるのを知っていた。
オヤジが嫌いだったとクロード。
ジャンはクロードには手伝わせなかった。
今は自分の方が大きい。
仕事中の事故でジャンを助けられなかったクロード。
オヤジはグランマガザンで死んだ。
いつかグランマガザンに行ったら親父の事をちゃんと
話すよ。
振り返るとギャルリが一望出来る屋根だった。
猫に鈴をつけるのは不可能な事を意味するんだ。
クロードに抱きかかえられてやって来る。
下駄を落としてしまったから。
心配かけてごめんなさい。
浮浪児も心配になって探してくれていた。
湯音は居るだけで、こんなに皆を安心させて
いるじゃないか。
私はギャルリの家族になれたでしょうか?
あぁ。
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ギャルリにかなり馴染んできた湯音でした。
クロードの父親ジャンに対する思いは色々複雑の様で
まだ湯音に全てを話すことは有りませんでした。
ちょっと一端は話されました。
今回は出番が無いかと思ったら湯音を探すシーンで
アリス、カミーユも登場です。
もっとアリスと絡んで欲しかったですね。
クロードとの絡みは暗い話になりがちです。
ストーリー的には前回の汐音の回が秀逸でした。
今回はギャルリに認められて愛されてきた湯音の
話でした。
この作品はパリの背景が丁寧に綺麗に描かれていて、
ただ見ているだけでも楽しめました。
日本通のアリスとの会話、絡み、間違った日本製品の
扱いがとても楽しめました。
一話丸々湯音とアリスのストーリーを見ていたかった。
そしてスタッフの拘りの湯音の着物。
毎日着替えて同じ着物は着せない。
着物の柄は方向が大切なので、毎回良く
描いたと思います。
最終回なので複雑な柄の着物でしたが見事に
描き上げていたのは意地を感じました。
もっとパリの街を歩く湯音、買い物するだけの湯音も
見たかったですね。
途中で猫に出会って、猫を愛おしむシーンも見れれば
良かったなと思いました。
まさに日常のシーンだけでも絵になる作品だったと
思います。