宇宙兄弟 日テレ(3/22)#99終
最終回 第99話 人生可変、約束不変
公式サイトから
『兄とは常に、弟の先へ行っていなければならない』
子どもの頃から、兄・六太はずっとそう思っていた。
だが、何かにつけて先へ行っていた、弟・日々人。
しかし今は、自分が日々人の先に行っているのか、後ろにいるのか、なにもわからない。
それは、日々人が何も言わず、六太の前から姿を消したからだった。
日々人が心配で、訓練にも集中できない日が続く六太。
そんな様子を見かねた新田が、珍しく六太を飯に誘った。
ピザを食べながら、新田は自分の弟・カズヤの話を始める。
以前引きこもりだったカズヤは、今は外にも出られるようになり、
バイトにも行くようになったらしい。
さらに、ずっとやりたがっていた、宇宙関連の会社の入社試験を受け、
筆記試験を通って面接まで行ったとのこと。
だが結果は、不合格だった――。
『過去に何もせず引きこもりの経験がある人間は、大事な時にまた
引きこもる可能性がある』その会社の上司数名から、そう判断されてしまったのだ。
日々人の現状と重ね、カズヤを心配する六太。
しかし、カズヤは英会話の勉強をはじめ、ヒューストンで仕事を探すことに決めたらしい。
六太は願った、日々人もカズヤのように前に進んで欲しい――と。
その帰り際、ようやく六太のもとに、日々人からメールが届いた。
『久しぶりムッちゃん。しばらくずっと死んでたけど。なんとか最近生き返りつつあるよ』
どうやら日々人は。今までアメリカのいたる所をブラブラと一人旅していたらしい。
そして六太に、自分がNASAを去ることを明かす。
『だけど心配はいらねーよムッちゃん。宇宙飛行士を辞めるつもりはねーから』
後日――。
NASAの室長バトラーは、JAXAの星加と話し合っていた。
日々人が再び月に行けるように、星加が協力してくれていたのだ。
「なんてことはない。アストロノートからコスモノートって呼び名に
変わるだけだよ――って言ってましたよ。日々人君は」
日々人はNASAを離れ、ロシアで宇宙飛行士となり、
再び月を目指すことにしたようだった。
半年後――。
六太はキャプコムとして、月へ向かうビンスを送り出していた。
誰もがビンスたちの乗ったアレスワンを見上げている頃、六太の心は、
日々人からあの日届いたメールの、最後の一文を思い出していた。
『月面で会おう』
六太には、いま日々人が何をしているのか、知ることはできない。
だが、六太は信じていた。
日々人も、必ずどこかで月へと近づいているはずだと――。
日々人のことが心配でミスをしてしまった六太。
会議でシミュレーションのミスを謝る。
落ち込んでいると新田に声を掛けられる。
弟・カズヤも外に出て学び始めて入社試験を受けた。
しかし過去の引きこもり経験が再発すると恐れられて
不合格になった。
英会話の勉強をして、ヒューストンで会社を探すらしい。
もう兄は心配する必要が無かった。
弟の連絡を待つ兄、あの頃の俺と一緒だと思う新田。
帰り際に日々人からメールが届く。
NASAを去ることにした。
問題は自分の事だけだと焦る六太。
星加がヴァトラー室長に話す、アストロノートから
コスモノートに呼び方が変わるだけだと日々人は言った。
ビンスを飲みに誘う六太、自宅に招待される。
そこで生き残るヒントを貰えた。
遂に打ち上げが始まる。
2028年6月10日、日々人のメールの最後は、月面で会おう。
---最終回---
2年続いた作品が遂に最終回でした。
原作が溜まったら、また再開もあると思ってます。
日々人は宇宙飛行士になれることを信じて再度挑戦です。
ロシアに移るようですね。
JAXAもバックアップしてくれるようです。
オリガとの再会が楽しみですね。
六太と日々人がお互いに月面を目指して頑張るのですね。
この作品は毎回、丁寧なストーリー展開と描写で
上手く見せていたと思います。
分かりやすく伝えることが大切だと思わせる作品でした。
尺調整とも思われるMr.Hibbitやあらすじが気になりましたが
それ以外は文句の無い作品でした。