坂道のアポロン フジ(6/28)#12終
第12話 最終回 オール・ブルース
公式サイトから
姿を消した千太郎。薫はその現実を冷静に受け止めようとするあまり、律子を傷つけてしまう。気持ちがすれ違ったまま、薫は東京の大学に合格し、町を離れる
日が来るが…!?奇跡的に出会った薫と千太郎がジャズを通じて共鳴し輝いた時間。その光を失った薫の心はどこへ向かう? 相棒との絆はどうなる?衝撃展開
の最終回!!
あの日から千太郎は戻って来ない。
東京の大学を目指す薫は学年主席に
返り咲いた。
思い出の屋上も自由化されていた。
川渕君を忘れることも大事だよ。
毎日に覇気のない薫。
律子も薫が気になって仕方がない、
友達に背中を押されて部屋で勉強することになる。
部屋には千太郎と薫の写真が飾られていた。
キスする二人、薫が押し倒して嫌がる律子に
千太郎が居なくなっていつでも二人で逢える。
心にもない事を言ってしまう薫、最低だ。
卒業式、千太郎の名前は呼ばれなかった。
丸尾君が2年の文化祭の演奏は忘れないと
話しかけてくれる。
東京の大学に合格し、ムカエレコードに報告。
律子も地元の大学に受かった。
此処に来たのは律ちゃんの笑顔が見たかったからだと
外から2階に向かって話しかける薫。
出会えて良かった、ありがとう。
東京に旅立つ日、迎父も見送りにホームに来てくれる。
律子も密かに来ていて、見送ってくれた。
8年後、薫は研修医として働いていた。
TVで松岡星児が歌手として成功していることを知る。
病院内で妊娠の検診に来ていた百合香と出会う。
地元の友達の結婚式の写真を見せられる。
端に写っているのは・・・
千太郎は教会の神父見習いとして働いていた。
身よりの無い子供を引き取って育てていた。
教会でドラムセットを発見して確信する薫。
エレクトーンを演奏する。
曲が外に居た千太郎にも届く。
この時を待っていたのかもな。
二人のセッションが始まる。
子供たちも大喜び。
特別の時以外は駄目と言いているだろうと怒る神父さん。
ボン、逃げるぞ。
百合香の手紙で教会に向かう律子。
3人が道で再会する。
---最終回---
8年後に、それぞれ大人になった3人の再会で終了。
3人の青春群像を描いた作品でした。
もっと華々しい演奏の場が準備されて律子も歌うのかと
思ったら、教会で2人だけのセッションでした。
でもそれが、この作品らしい
セッションでお互いの気持ちがすぐに通じる二人。
文化祭の時と同じく逃げる千太郎と薫。
律子も大人の女性になっていました。
案外メンタルは千太郎<薫<律子の順で強かった。
千太郎が喧嘩は強いけれど、一番純粋で脆かった。
方言も上手くアレンジされて聞きやすく、演奏も見事な
実写からコピーしたアニメーションでした。
素晴らしい作品で語りたい事も多いです。
12話が残念な作品で、端折ったエピソードもあるそうなので、
2クールでじっくり見たかった気もします。
古き良き昭和の作品で、今ではありえない部分も多いでしょう。
でもノスタルジーではなく、音楽に恋愛にもがき苦しむ
3人の高校生の青春を描いていました。
再会した3人がまた頻繁に逢えてセッションが出来ていると
想像することにします。