琴浦さん TokyoMX(4/01)#12終
第12話 伝えたい言葉(ココロ)
公式サイトから
帰ってきたいつもの日常。しかし、御舟の口からESP研の解散が告げられる。
少しずつ変わっていく日々、かつて心を閉ざしていた少女は…。
あの事件も解決して落ち着いた日々。
春香も居場所が出来て楽しい毎日。
本日をもってESP研は解散します。
自分の居場所が無くなってショックの春香、幽体離脱状態。
超能力者の実在を証明し、社会に超能力を認めさせることを
目的としたESP研の活動は本日を持って終わり。
本日改めて新ESP研を発足します。
超能力者を面白おかしく遊ぶことを目的にします。
何で私をピンポイントで?
発足を祝ってカラオケでも行きますか。
森谷の心を読んで、告白を知る春香。
琴浦ちゃんと呼び止める御船部長。
二人だけになって謝罪する部長。
部長の心を読んで理解している春香。
私に謝る必要なんてないですよ。
部長の考えは全て知っています、私超能力者ですから。
でも部長はいつも心の中で謝っていましたよね。
ありがとうございます、そのままの私で居られる場所を作ってくれて。
二人でカラオケに向かう途中で地雷を踏んでしまう春香。
私の心を読みなさい、室戸は天然で部長の気持ちを
全く理解していなかった。
琴浦ちゃんは真鍋君からしょっちゅう愛の言葉を
囁いてもらって良いわね。
私、好きと言ってもらったこと無い。
カラオケから帰る真鍋と春香、好きと言葉で言ってもらいたそう。
部屋に戻ると母親が待っていた。
近くに来たので寄っただけよ、お酒と料理を準備しなさい。
相変わらず人に気づかって妄想してる。
友達が出来たのも嘘八百じゃないの?
嘘なんかじゃない、いつも一緒に居て気遣ってくれる。
私が一番辛い時に手を離した人が分かったようなこと言わないで。
その所為で周りがどれだけ苦労したと思っているの?
お母様って、お友達が居ないのですか?
男の趣味も悪い癖に。
この前会った津山さんって人だって・・・
お母様のバカとクッションで殴る春香。
好い加減にしなさいと母親も殴り返す。
言えるようになったわね。
自分一人で溜めこむなって言われたから。
津山は春香と会って、女子高生だと喜んでいた。
あのロリコン、お互い、男の趣味は悪いみたいね。
ごめんね、春香と寝言を言う母親。
心には、あの日の事が思い浮かんでいた。
弱くてごめんね、守ってあげられなくてと泣きながら春香を
置いて家を出た母親だった。
私は子供だった、言葉にしてくれないと伝わらない心が
あったなんて。
初めて母の心を知った春香。
同じベッドで母親に寄り添って眠る春香。
早朝に調理して帰っていた母親。
春香からの朝食のメールを受け取った祖父。
和尚さんに、事件の事を久美子に話したのは
あんたじゃないのか?
森谷に真鍋の事を相談する春香。
琴浦さんが直接言葉にするしかないよ。
頑張れ、親友。
かつて去って行った親友が思い出される。
森谷さんの言葉が嬉しい春香。
自分以外のアドバイスはいつも的確よね。
それに怒る百合子だった。
クリスマスデートの二人、そんな真鍋君が私は好きです。
真鍋君には行ってもらったこと無いよ。
俺も琴浦が好きだよ。
俺の心も伝わった?
SP ED
琴浦さん。
皆、おはよう。
---最終回---
綺麗に〆ましたね。
心が読める琴浦さん、でも本当の気持ちは声にして
話さないと分からない。
ある意味、琴浦さんの能力のアンチテーゼでした。
母親とも和解となりました。
彼女の想いや行動が詳しく描かれていないので良く
分からないのですが、春香を嫌いになったわけじゃなかった。
実は春香が求めていた、理解者、友達が居なかった
ことが母親を余計に苦悩させたのかもしれません。
御船部長も春香を利用しようとしたことを言葉で謝罪しました。
今回のキーワードが声に出す言葉と心でした。
始めは、なんという鬱アニメな感じでした。
ただ一話でアップダウンを繰り返すので、次回への視聴には
支障をきたさなかったのが良かったですね。
何話も鬱が続くと辛くて視聴意欲を削がれてしまいます。
この作品は一話で上げて落として感動させる。
そのスキルが絶妙でした。
逆に鬱が無いと物足りなくなる不思議な作品でした。
超能力者の孤独と仲間の必要性が良く描かれていました。
前回の通り魔事件が改変されていたのは後から知りました。
あれでは森谷さんのエピソードで琴浦さんのエピソードでは
なかったですよね。
前回、今回も頭で思ったことを読める能力と思ったのですが、
森谷さんの告白を知ることを出来たのが少し不思議な気はします。
でも、そこは面倒なことにするよりも簡単に処理したのは
良かったと思います。
森谷さんの告白と失恋を描くのに時間を裂く必要も
ないと思いますから。
原作以上に可愛い琴浦さん、演出が新しい好作品でした。