四月は君の嘘 フジ(3/19)#22終
最終回 第22話 春風
公式サイトから
舞台に立っているのは、周りの人がいたから、支えてくれる人が
いるからだと気付いた公生。
みんながくれた音を奏で、かをりに届けるべく、公生はすべての思いを演奏に乗せる。
コンクールで演奏する公生。
皆のために演奏する。
かをりは同時刻に手術を開始していた。
僕の、私の、中に君がいる。
一人になんてしてやるものか。
かをりと一緒に演奏をする公生。
その音は美しいアンサンブルを奏でる。
行かないで、待って、僕を置いて行かないで。
さようなら。
迷惑でなかったら、もらってあげて。
かをりの人生を豊かにしてくれて、ありがとう。
公生に宛てたかをりの最後の手紙。
かをりが公生に初めて会ったのは5歳の時の
ピアノ教室の発表会だった。
カラフルな音に憧れた。
しかしピアノを辞めた酷い奴です。
バイオリンを始める、公生に伴奏をしてもらうんだ。
同じ中学校だったが3人の中には入いる隙間はなかった。
幼い頃から入退院の繰り返し。
あるとき、両親が泣いているのを知って長くはないと思った。
全てを変えて走りだした。
一つだけ嘘をついた、渡くんが好きだと。
その嘘が有馬公生を連れてきた。
渡りくんと椿ちゃんには謝っておいて。
私は通り過ぎる人、有馬くんと椿ちゃんが好きなのは
誰でもが分かる、お互いが気づいていないだけ。
そんな椿ちゃんに有馬くんを紹介してとは言えなかった。
公生は思っていた人とは違った。
忘れられない思い出がこんな些細なことなのはおかしいかな。
私は誰かの心に住めたかな。
私は君の心に住めたかな。
忘れないでね。
届くかな。
有馬公生くん、君が大好きです。
追伸、宝物を同封します、要らなければ破って捨ててください。
偶然に振り向いた公生と一緒に写った写真だった。
公生に何かをしてあげたいが、何をすれば良いか
分からなくて悩む椿。
心のままにぶつかれば良いと提案する柏木はBLだった。
一人になれるなんて思うなよ、背後霊のようにずっと側に
居てやるから覚悟しろ。
もう過ぐ春がくる、君と出会った。
君が居ない春がくる。
---最終回---
このために、うるさい心の叫びを今まで繰り返してきたと
思うような素晴らしい二人のアンサンブルでした。
心の中のかをりとの演奏シーンの、映像も良かった。
ただ、最後の止め絵は少し長かった。
作監が9人の気合の最終回でした。
Bパートはかをりからの種明かし、タイトルの回収。
実は5歳の頃に初めて公生を見て憧れたのでした。
同じ中学校だったが3人の仲間に入れなかった。
余命が短いと思って自分を変えた。
一つの嘘をついた。
そうしたら願いが叶った。
そんな少女の儚い恋物語でした。
宝物の写真が可愛いけれど少し切ない。
素晴らしい最終回でしたね。
今までの流れを壊すことなく、見事に描きました。
かをりの最後を間接的に描くことで綺麗に見せました。