響け!ユーフォニアム2 TokyoMX(12/28)#13終
最終回 第13話 はるさきエピローグ
3年生が引退して新体制となる吹奏楽部。
部長は優子、副部長は夏紀。
夏紀の副部長は、あすかの指名だった。
在校生だけの演奏は、完全に音の厚みが足りない事が分かる。
新入生の勧誘に力を入れたいと決意する優子。
滝先生も、その練習を聞いて愕然とする。
松本顧問は、これが学生の良さだと告げる。
毎年、新たな気持で指導できる。
久美子は、もやもやする気持ちの真意が分からなかった。
葉月と緑は久美子と修一をプッシュする。
葵とあすかに出会う久美子。
何か言いたいが言葉が出ない。
1人で練習しているとあすかそっくりだと鎧塚と希美が声を掛ける。
吹奏楽部で先輩を送り出す、卒部の会が催される。
先輩を慰労して送り出すためのショーが催される。
全員で最後に演奏して、新部長の挨拶。
そして在校生だけで、三日月の舞を演奏する。
数々の先輩との思い出が蘇る。
後片付けする久美子はあすかを探すが見つからない。
卒業式当日、あすかから貰った飴玉を眺めている久美子。
答辞を読むあすか。
卒業式が終わって先輩たちに思いを伝える後輩。
1人、あすかを探す久美子。
さんざん走り回るが見つからない。
あすかと初めて会った校門での演奏を思い出す。
偶然にもあすかと遭遇する久美子。
あすかは格式張ったことが嫌いで逃げていた。
言っておきたい事があります。
恋の告白かなと茶化すあすかにそうだと応える久美子。
私はあすか先輩の他人を見下したように茶化す態度が苦手でした。
難しい人だと思って嫌いだったかもしれない。
知ってたよ、そんなの。
でも今は大好きです。
中々、他人に本心を見せない人、居なくなると寂しい。
私はもっとあすか先輩のユーフォの音を聞いていたい。
あすか先輩のように演奏したい。
じゃあこれあげる、私にはもう必要ないから。
父親からプレゼントされた譜面だった。
今度は黄前ちゃんが後輩に演奏して聞かせてあげて。
さよならは言いたくない。
じゃあ、言わない。
またね。
父親があすかにプレゼントした曲のタイトルを初めて知る久美子。
響け!ユーフォニアム
---最終回---
最後の最後にあすか先輩に思いの丈を告白できた久美子。
将に愛の告白でしたね。
久美子が部活に入るきっかけとなったかもしれない、特異な存在だったあすか。
いつも気になる存在だったが、おちゃらけただけではなく
なぜだか他人には無頓着で最後は自分が可愛いと勝手な存在だった。
そんな彼女の秘密を知ることになって行動の真意が理解できると
納得できて、ますます惹かれてしまったのでした。
いつも気になる存在だったあすか先輩との別れが久美子の胸に
知らないうちに大きく膨らんでいたのでした。
終わってみれば麗奈や葵などの諸問題が有りましたが、
結局は久美子が一番気になったあすかの作品だったのかもしれない。
エピソードの解消も一番最後だったので、将にラスボス感がありました。
最後に明かされるタイトルの意味、綺麗な終わり方でした。
その楽曲でのEDクレジットロールも雰囲気を壊さない見事なものでした。
今回も瞳に映る自動車のヘッドライトが移動するシーンとか、
通常では描かれない些細だが作画に時間がかかりそうなシーンが満載でした。
作画、動画クオリティでは今年度のナンバーワン作品でした。
あすか先輩は卒業したらプロにはならずに法律家になるようですね。
自室に六法全書が有りましたから。
ここで父親のもとに押しかけてプロを目指す熱い展開には
ならないのも、あすか先輩らしいです。
女子高校生の心情と部活にかけた青春を描いた名作でした。