櫻子さんの足下には死体が埋まっている TokyoMX(10/07)#01新
第壱骨 骨愛ずる姫君
校門前に黒猫の遺体が転がっていた。
埋葬しようと新聞紙、ビニール袋、段ボール箱の手配をする
少年、舘脇正太郎。
友人、今井陽人と同じテニス部の鴻上百合子が集めてくれた。
担任の生物教師磯崎斎と校庭に埋めて供養する。
櫻の樹の下には屍体が埋まっている、と書いたのは梶井基次郎だ。
北海道旭川市、停滞気味の経済、動物園は有名。
九条家を訪れて櫻子と外出する正太郎。
海岸で骨の採集、甘エビの季節らしい。
狐の大腿骨は既に持っているので興味なし。
大物を掘り当てれば甘エビをご馳走しよう。
九条櫻子、旧家のお嬢様で道警のエリート在原が許嫁。
豪華な屋敷に婆やさんと二人暮らし。
職業は標本士、バラバラの骨から骨格標本を作る。
正太郎が大物を掘り当てる、人の頭蓋骨。
頭蓋骨は雄弁だ、20代後半の女性でアジア人、額の陥没痕から
殺害されて可能性が高い。
蝶形骨が綺麗に残っている、脆いので珍しいと嬉しそう。
警察に通報する正太郎、これは渡さないぞ。
櫻子さんと一緒だと何故か死体を発見してしまう。
駆けつけた警官に渡したくない櫻子。
犯人は見つからないぞ、100年は昔の骨だからな。
奥歯が虫歯担っているが放置されていたから。
これは遺失物だから預かるつもりだった。
近所の海岸で男女の心中死体も発見されていた。
急遽鑑定をする櫻子。
実は道警に捜査協力した設楽法医学教授が伯父さんだった。
これは心中偽装の殺人だ。
男性はネクタイの結び目からも右手、その右手を結んでいる。
手を結んだもやい結びの結び目が逆方向。
溺死の場合は肺からの体液逆流がある、しかも空いた手は
相手の髪の毛を掴んでいる場合もある。
人間の死体が世の中に転がっていることなどそうそう無い。
だから目の前の遺体が他殺であることを私は願っている。
頭蓋骨を密かに持ち帰ろうとしたが見つかってしまう。
薔薇園オーナーの薔子叔母さんが訪れて、
お土産に甘エビを持参していたのだった。
---次回 「」---
CSIや鑑識課のドラマな感じですね。
遺体から偽装を暴くだけで、無理に犯人逮捕を
描かないところが良いですね。
アバンで新聞紙やビニール袋、段ボール箱と指図する
舘脇正太郎、それで自分は何をするのと思ってしまった。
なんだか、他人を使うだけにも見えた。
実際は何か作業を担当したのだとは思うが、何か
嫌な気分の描き方だった。
実際に推理するシーンで超感覚のような映像は
この手の作品では、お約束ですね。
灰色の脳細胞が活性化するのでしょう。
まずは九条櫻子の人物紹介、無難に描いていて好印象です。
サブタイの元ネタは、虫愛ずる姫君、ですね。
タイトルも、櫻の樹の下には・・・が元ネタでしょうから。