僕だけがいない街 フジテレビ(3/24)#12終
最終回 第12話 宝物
俺の記憶は戻っているぞ、八代。
そうじゃないかと思っていた、車椅子を押すときに
指で調子を取っていた時は感情を抑えていたんだね。
ケンヤとヒロミに記憶が戻ったことを伝える悟。
加代の赤ん坊と手が触れ合った時に記憶が繋がった。
ケンヤは15年間の事を思って黙っていたのだった。
でも、これからまた一人で戦うなら手伝いたい。
ケンヤは澤田と事件を調べていた。
15年前の事件なので証拠はない。
母親は既に感知していた、加代ちゃんの子供を見た時には
分かったが言えなかった。
八代は悟が事件を阻止できたことが不思議だった。
15年前の事件など既に時効だ。
携帯電話を通話中にして隠していたが発見される。
久美ちゃんは4時から手術、点滴に筋弛緩剤を混ぜておいた。
点滴には君の指紋だけが付いている。
そのお詫びの意味で屋上から投身自_殺が八代の筋書きだった。
僕が犯行を阻止できたのは未来を知っているから。
加代を助けるときに祖母を連れてきた先生は父にも思えた。
欠けた心を埋める行為。
八代は眠ったままの悟を15年間、見舞ってくれていた。
僕は先生にとっても生きがいになっていた。
先生には僕を殺せないと屋上から車椅子で身投げをする悟。
しかし先生は車椅子を掴んで助けていた。
先生に憎しみはない、本当の姿を知っているのは僕だけだよ。
掴んだ手を離す、そして自らも命を絶とうとする。
僕は君が居ないと生きていられない。
悟は仲間たちの手で助けられていた。
久美の点滴に筋弛緩剤を混ぜて殺人未遂で緊急逮捕される。
信じているは不思議な言葉、疑っているわけでもあり、
信じたい希望を意味している時にも使う。
11歳から25歳を失ったが、その間を友達が貴重な時間を割いてくれた。
それこそが僕の宝物だ。
漫画家として成功した悟、北海道で小学校時代の同窓会に参加。
雪の街を散歩して愛梨と出会う。
---最終回---
15年間、悟を見守っていた八代。
目覚めた時に覚えているかを確認するのが目的でしょうが
そこで命を絶っても良かったのですよね。
でもそれをしなかった、既に生きる糧の一つになっていた。
悟は八代にとっても大事な人になっていた。
面白い人間心理ですね。
八代の犯罪に対する異常性が完全には描かれていないけれど
何か心に欠けた部分があったのでしょうね。
推理とサスペンス作品かと思ったら、しっかりと人間ドラマが
描かれた作品でした。
毎回の続く演出は見事で気になりました。
良いアニメスタッフだったと思います。
ただ、今回のCパートは特に無くても良かったと思う。
それ程にBパートの終わりが良かった。
単純に愛梨と出会うだけで良かったと思う。