昭和元禄落語心中 助六再び篇 TBS(3/24)#12終
最終回 第12話
八代目八雲の死から15年。
信之助は10人抜きで二ツ目に昇進していた。
小雪は高校入学、超可愛いと褒める兄。
実はこけら落としの初席に緊張気味でレコード会社との
打ち合わせをサボってしまった。
信乃助は大の八雲ファン、小雪は父の助六ファン。
小夏は初の女流落語家として活躍中。
樋口は父親を八雲だと考えていた。
関係者は全員が鬼籍に入ったので地獄まで持っていく秘密。
八雲には色んな感情を抱いていたので恋とも言えるかも。
八代目の17回忌と定席寄席、雨竹亭のこけら落としに盛大に
市中をお練り歩き。
三代目助六は九代目八雲の名跡を継ぐことになっていた。
萬月は芸風が違いすぎると納得はしていない。
松田も95歳で存命、駆けつけてくれた。
雨竹亭の口上の後のトップバッターに緊張して臆病になっている信之助。
楽屋を訪れて励ます助六。
助六が八雲を継ぐのが2人には良い供養だと思っている。
お客さんが襲名を望んでいる。
二代目助六の扇子を息子にプレゼント。
来年は小夏が小助六を襲名する。
五代目菊比古が演じるのは、お初天神。
トリの八雲は死神、先代の供養でもあった。
その最後で八雲の幻が見えるようになってしまった。
夜桜見物で松田が懐かしんで昔を語りだす。
14歳で七代目八雲に弟子入りしたが上手くは噺せなかった。
廃業して帰ろうとしたら七代目がお世話役に使ってくれた。
初太郎とボンが入門してきた。
2人の才能と昇進が嬉しかったが、見送ることになってしまった。
感慨深い思いだった。
八雲師匠は落語と心中しようとしたが出来なかった。
気まぐれで与太郎を弟子入りさせて歯車が狂った。
先生は、そんな難しいこと考えてたのかい。
こんな良いもの、無くなるわけがない。
---最終回---
完全に後日談、前回が最終回でしたね。
助六は九代目八雲を襲名。
大看板の名跡なので空位は拙いとの考えでしょうか。
信之助は噺家になって菊比古を継いでました。
見た目は確かに八雲に似てきた感じで樋口が想像するのも無理はない。
樋口の新作を演じる女流噺家の小夏。
小助六を襲名するそうですが、その前の名前は何だろう。
師匠の供養に死神を演じる九代目八雲、師匠の幻が
見えてしまい、寿命を全うする日も近い様子?
1期、2期と人間模様が描かれて面白い作品でしたね。
そして落語の出来で配役を決定したらしいので
中の人は上手でしたね。
それに作中で時代が4,50年は経過するので、
年齢の経過も声で表現したのも感心できる。
ストーリーも面白く、声優さんのスキルも堪能できる
いい作品でした。
現実の落語で気になるのが、笑福亭松鶴の名跡。
金看板だけにいつか誰かが継ぐ日が来るのだろうか。