ジョーカー・ゲーム TokyoMX(6/21)#12終
最終回 第12話 XX ダブルクロス
陸軍の冬の行軍訓練でヘロヘロの仲間を気遣う男。
つい手が出てしまって、上官を突き飛ばしてしまった。
飛崎弘行は上官暴行罪で退役処分。
結城が我が部隊の試験を受けてみないかと誘う。
ロシアのダブルスパイ、ドイツ人のカール・シュナイダーを
見張っている小田切。
恋人の野上百合子が慌てて飛び出した、殺人だと。
シュナイダーが遺書を残して死亡、警察は自_殺と断定する。
遺書に書かれたXXは英語ではダブルクロス、裏切り者の意味。
全員がシュナイダーを調査する。
野上百合子は舞台女優でアリバイがあった。
劇団の看板女優は安原ミヨコ。
次々に調査結果が小田切に報告される。
これはお前の任務だろう。
シュナイダーのスパイ網は誰かが引き継いだ形跡がある。
劇団に届いたお祝いの花は近所の花屋に引き取られる。
その花屋がロシアと繋がっていた。
シュナイダーが接触したのは花屋と安原ミヨコ。
イギリスにも情報を流す3重スパイの疑いもあったが
XXは英国への警告の意味だった。
遺書は安原が次の暗号に使う花のヒントにでもしたのだろう。
安原ミヨコが犯行を認めた。
小田切は祖父母に育てられたが面倒を見てくれたのは近所の
農家の娘、西山千鶴。
彼女は駆け落ちしたが捨てられ帰れずに肺を患って亡くなった。
小田切が任務に失敗したのは野上百合子に西山千鶴の
面影を見たから。
それさえも捨て去る任務なら向いていないと退職する。
D機関が男ばかりなのは、女は愛とか憎しみで簡単に人を殺す。
D機関はそんな詰まらない感情で任務を左右してはいけないから。
野上百合子は映画会社の勧めで満州で女優に挑戦するらしい。
飛崎弘行に戻った小田切は新たな所属で満州に赴任する。
制服姿で敬礼するバカが居るか。
---最終回---
小田切こと飛崎弘行は愛を選んでD機関を退職。
安原ミヨコは嫉妬でシュナイダーを殺害。
愛とは時には恐ろしい物なのでしょう。
小田切はD機関を辞めて人に戻った感じです。
でも満州の配属は決して喜ばしいものでもないはず。
一度、上官暴行罪に問われてますからねぇ。
なんだろう、配役だけで最終回を感じる。
最後らしく全員が協力してましたが、時系列的に
最終回だと全員が揃わないのですよね。
なので、これはかなり早い時系列の事件。
数名はこの後、潜入調査で日本を離れている。
スパイは目立たず情報を送る。
それも含めてリアルなキャラクター描写なので、
誰がD機関だったか分からない。
それも制作者の狙いなのでしょうが、逆にそれも面白いと思えてきた。
最初から彼が主役で、助かると思って穿った見方をしなくなる。
先入観を捨てて視聴できる。
そして最後に感動、感心出来るのも良い。