小林さんちのメイドラゴン TokyoMX(4/05)#13終
最終回 第13話 終焉帝、来る!(気がつけば最終回です)
休みの日、小林は自宅でゆったりと寛ぎ、
カンナは公園で才川と遊ぶ。
トールはお買い物、オムライスを希望する小林。
生物の寿命の特集番組を見て考えるトール。
いつまで此処でこんなことをしている。
小林が先に寿命を全うする、一生共には暮らせない。
戦況が悪化したり、小林が亡くなったりと帰る理由が生まれることがある。
それでも帰りたくないトール。
心の迷いを振り切った時、父親が迎えに来た。
トールを連れ去る、カンナが感じて駆けつけるがゲートが閉じた。
トール様帰った、向こうの世界へ。
多分、父親の終焉帝が迎えに来た。
誰も終焉帝には逆らえない、もう戻ってこない。
トールが居ないと朝食も満足に準備できない。
色々と心配事が増えて、仕事中に滝谷が心配してくれる。
トールが帰ったことだけ伝える。
カンナを待たせていた夕食を弁当で済ます。
2人だけの生活は大変で部屋が荒れ始める。
カンナに炊飯器の使用方法を教えて夕飯は先に1人で食べさせる。
才川の家にお泊りするカンナ、寂しそうな本音が出てしまう。
オムライスを遂に美味しいと褒めてあげられなかったと後悔する。
只今です、トールが逃亡してきた。
父親が追いかけてきた。
この世界には不干渉と定められている。
人として暮らすには無理があり、どうせ綻ぶ。
傷つく前に帰ってこい。
親子の問題に口出しして良いのだろうか。
意を決して話そうとするが、心して話せよと先に窘められる。
メガネで命拾いしたが勇気を振り絞って話す。
トールが帰らないと言ってる。
この世界に不干渉なら、私を殺すことは出来ない。
ドラゴンは世界の秩序を守る存在。
娘一人のワガママを許せば追従する物も現れる。
侵略を始める物が現れるかもしれない。
トールは良い子、私のものだ。
私のメイドを持っていくな。
ここは窮屈すぎると親子で別世界へ移動する。
私は帰りません、お父さんは尊敬、憧れています、ドラゴンとして。
でも小林さんは私の光です。
戦う2人にカンナに乗って駆けつける小林。
ドラゴンは極端過ぎる、何処かで折り合いをつけろ。
人付き合いは、互いの違いを知ることから始まる。
そして尊敬や信頼が生まれる。
私たちは既に暮らせている、もっと娘を信じろ。
共に生きられる寿命を持たぬ人間など認めない。
愚かな娘よと去っていく。
大喜びで小林に抱きつくトール、全てをあげます。
実家に帰る小林、トールも一緒に来る?
共に生きることは出来ないけれど、小林さんに会えて良かった。
今この時を大切にしたい。
---感想---
トールの父親、終焉帝が娘を連れ戻しにやって来ました。
神々との戦いで竜殺しの剣を突き立てられて亡くなったと
考えれば余生を過ごしているようなものですよね。
そんな説得もありですが、小林の説得が功を奏したようです。
でも大概に我儘な主張でしたよね。
そして他人を理解する云々をコミュ障気味の小林が言うのも
面白い、分かっているけれど・・・ですね。
最後は3人で実家に帰省。
カンナのはしゃぎ具合や驚きが可愛い。
仕方なく炊飯器の使い方を教えた小林。
でも1人の夕食は絵的にも寂しかった。
才川のベッドでは寂しさを堪えてたのも良い演出です。
ナズナの花言葉は才川だけでなくトールの思いでもありました。
カンナが持ち帰って何度も描かれてました。
クリスマスプレゼントのマフラーを貰ってからは首に巻いているトール。
良くある子供とドラゴンではなく、大人の生活に共に暮すドラゴン。
そんな一風変わった設定が面白かった。
現実感があって、ドタバタやエロだけで笑わせるのではない、
ラノベ作品には無い面白さが有りました。
これを描けるのは資金力に余裕のある京アニだけなのかもしれない。
なにせ出版社が制作に出資していないレアな作品。