鬼平 テレ東(4/03)#13終
最終回 第13話 狐火
10年前、狐火の一家で働いていたおまさ。
息子の又太郎と恋仲だったが、仲間内での色恋沙汰はご法度。
泣く泣く別れたおまさだった。
京、大坂での仕事が主だったが遂に江戸でも畜生働きを行った狐火。
おまさは先代が亡くなって2代目を継いだはずの又太郎の
犯行ではないと力説する。
妾腹の又太郎には正妻の弟、文吉が居たことを思い出す。
薬種問屋の事件には女巡礼が関わっていたことを聞き出す。
お仙が中から手引したのではと想像する。
かつて狐火で働いていた瀬戸川の源七なら詳しく知っているはず。
4年前にお頭が亡くなり、2代目は又太郎が遺言で継いだ。
又太郎を江戸で見かけたと教えられる。
彦十と粂八もやって来た。
又太郎を信じたいおまさ。
年月は人を簡単に変えるものだ。
お仙が源七の居場所を突き止めたので殺害。
おまさが手渡した住居を書いた文を奪われる。
それを頼りにおまさを人質にするために押しかける。
異変を察知したおまさは、夜中だが逃亡する。
出口を抑えていた男に捕まりそうになるが斬りつける。
文吉に捕まるが又太郎が助けに入る。
しかし多勢に無勢で逃げることも難しい。
彦十の火事だの大声で撤収する文吉たち。
又太郎は文吉を京に連れ帰って再教育する。
それを手伝うおまさ。
2人が品川の旅籠、伊勢屋に泊まっていることを聴き込むが
お仙に先を越されてしまった。
伊勢屋に向かうとお仙を尾行する又太郎とおまさを発見する。
彦十は平蔵に知らせに向かう、粂八は3人を追う。
深夜に忍び込んで文吉に帰ろうと呼びかける又太郎。
三箇条を守った盗みは準備に2,3年が経過して金が貯まらない。
手っ取り早い畜生働きをする。
実は兄には全て勝てなかった、欲しいものは兄が手にした。
女でさえも。
素直に帰るわけもなく、斬り合いが始まる。
火盗改メが到着、文吉の手下を捕まえる。
1人逃げ延びた文吉を追う又太郎。
京に帰ると言いながらも刺そうとしたが、それも通じず
逆に刺されて命を落とす。
平蔵には2代目は亡くなり、手伝ったのが京の商人、
今津屋だと伝えるおまさ。
今津屋、二度と江戸には来るなよ。
おまさに今津屋又太郎が流行り病で亡くなったと伝える平蔵。
幸せになれ、おまさ、と言い残した。
号泣するおまさに胸を貸す平蔵。
---最終回---
おまさの出番が無いと思っていたら最後は彼女のエピソードでした。
かつて惚れた男が江戸で畜生働き?
捜査をするおまさでしたが、弟が手っ取り早く行った盗みでした。
実は弟もおまさに惚れていた。
兄を越えたい弟でしたが、ついぞ越えることは叶わなかった。
惚れた男を商人として京に帰しましたが亡くなった今際の際の言葉が
幸せになれ。
号泣するおまさ、ED曲ともぴったりでした。
毎回30分で上手くアレンジしてまとめていたことに感心した。
それで鬼平の出番が無いに等しい時もあったが、それでも
良いエピソードが多かった。
アニメで時代劇は難しいと思いましたが、何とかなるものですね。
でももう少し尺のあるOVAのような形でじっくりと見たい気もする。
年に4作程度を長尺で描いて欲しい。